閑話 スタートまで
どうして私は報われないの?
どうして私は失敗ばかり。
いつも何もかも不器用な私は、人より努力を重ねました。成功を夢見て、頑張ってきました。頭が悪いので人一倍考え、確認を重ね、小さな成功に安堵してました。
でもふと、気づきました。
どれだけやっても叶わない人も、いることが。
あの人たちは天才でした。
何がとは言えませんが、私は、自分が届かないものを持つ人は皆、天才と呼ぶのです。
シャーヴァイス・ド・ルラーナは立ち回りが上手い。特に仕えるものを見つけた彼は、すごい。
愛して。
苦悩して。
裏切って。
癒やす。
とても人間らしくなって、なんだかとてもキラキラしてました。
その娘アルルベッド・ド・ルラーナは、エネルギーがある。
世の中すべて善くなれると信じ、そのために努力する夢想家かと思えば。
思考は殊の外冷徹で、そのギャップに苦しんでるようにも思えます。
彼女は人に恵まれば、きっといい王妃様になれたのではないでしょうか。
メルサ・カペラもすき。彼女はとても、しっかり者なのです。
ユウラム・ド・ルラーナも、きっとシャヴが善く導いてくれる。そうすれば………。
………。
………………。
………………………。
…………………………………………けれど、けれどね。
私はあの人方が好きです。
けれど、復讐をはじめるのです。
私は彼女を、恨んでいる。
……………はずなのですから。
また遅刻しました!
余談ですがちょっと行き詰まってて、次やその次すっぽかすかもしれません。何も考えず突っ走ってきたツケがここで………。
それっぽくまとめたらまた、お会いしましょう。




