表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
107/136

87 ちょっと違いますね?

お久しぶりです………。すみません。


「闇の力だと? それはあの伝説の聖女の仇、魔女・アモルの力ことか?」


「わぁなんか厨ニっぽい…………じゃなくて、そうです!」


「あの、自分の故郷を毒で濁らせて」


「ええ」


「聖女の旅に同行して」


「ええ」


「裏切って殺した」


「んー、ちょっと違いますね?」


「何だと?」



今の話は歴史的事実だ。違うも何も、そうなのだとしか言いようが無い。…………が、この令嬢はかなり特殊なのだ。



「伝説の聖女がーー魔女に殺されたってのは事実です。でもねぇ、初めに裏切ったのは聖女のほうなんですよ」


「…………はぁ!?」



普通に聞けば、侮辱でしかない。国の信仰する聖女様について、とんでもないことを言い出したのだから。

だが…………この令嬢を、使()()と決めたのも俺だ。話は全て、最後まで聞かねばなるまい。



「……ま、どちらも極悪人ですケドね。どうします? これからアルルベッドのとこに行くんですか?」


「………そうだな」



危険な目に遭うという可能性があるならーー呑気に待っている訳にはいかない。



「……じゃあ、出発ーーー」



ドーーーンッ!!



突然、どこかから大きな爆発音がした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ