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(『夢幻犬鏡』より) 星の夜明けに流れ行く

作者:奥瀬
 失意のうちに都を後にした平将門。彼にとって、故郷の坂東もまたさまざまな矛盾に満ちていた。
 親類たちの理不尽に苦しめられ、戦いをしかけられた将門はついに挙兵する。

 彼のそばには、京で恋仲となった狐女、桔梗の姿があった。桔梗は己れの霊力をふりしぼり、将門の戦闘を幾度も勝利に導くが、その力の及ばぬところで、将門の家族を死なせてしまう。

 孤独を抱え込んだ将門のもとへ、下野の名家にして元罪人の藤原秀郷が近づく。自分に似たものを秀郷に見た将門は、秀郷に親しみを覚えた。

 一方、狐女は将門を愛し続けながら、別の目的で秀郷と関係をもった。
 秀郷の身に龍神の霊力が秘められていることを掴んだ狐女だが、二人の関係は将門に知られてしまう。秀郷は将門のもとを離れ、狐女と将門の心はすれ違う。

 京では、将門の行いが反乱と認定され、従兄の貞盛が、朝廷より追捕使に任ぜられ彼の敵となる。親友でもあった貞盛の裏切りに将門は怒り狂った。

 将門と仲違いした狐女であったが、孤軍奮闘する彼を陰ながら霊力で守っていた。そんな狐女の前に立ちふさがったのは、「夷をもって夷を制す」として朝廷から追捕使に任ぜられた秀郷だった。さらに彼のそばには護法神の龍神がいた。人間たちの戦いとは別に、霊獣同士の戦闘が始まるが――

 『夢幻犬鏡』の第一章です。小山氏サーガは、全てここから始まります。
禁中の鬼
2015/02/01 09:42
少女狐
2015/02/01 20:02
血戦
2015/02/01 23:40
蓮華
2015/02/02 14:15
反逆者
2015/02/04 14:51
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2015/02/04 15:24
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2015/02/04 20:27
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2015/02/04 21:39
神風
2015/02/04 23:11
その行方
2015/02/05 19:22
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