第四話 知らぬが仏
修学旅行に来た紅月。
そのホテル探索で奇妙な階段を見つける。
そして好奇心が勝ってしまった結果………
カッカッカッ……
リズムよく私達は階段を降りていく。
そして長い異質な廊下にたどり着いた。
ここで異質と表現したのは上との差だ。
上が白のコンクリートなどが多く使われていたのに対して…ここはひたすら無機質で真っ黒なコンクリートで出来ていた。
そしてさらに廊下の横のガラスケースには見るからに高そうな宝石や、黄金の絵画はてには古代壁画のような物や異質な刀まであった。
そして一つの扉があった。
「社長室」
金色だが何処か濁ったプレートにはそう書いてあった。
そして中で物音がする。
「流石に今日はよそうと思っていたのだがな。とはいえ………よくもまぁここまで借金を膨らませましたねぇ………田中さん。」
私達は好奇心に駆られて中を除いてしまった。
そこには見るからに高そうなスーツを着た白髪の男と、髪のない重役そうな雰囲気のある中年男性。
「この世で最も罪深い者は誰だと思う?田中。」
そして白髪の男がゆっくりと田中と呼ばれている男に近づく。
「ひっ…しゃ…社長!!少し……少しお待ちください!!私は……まだ…!!」
「質問に答えられないか……ならば教えてやろう。それは金を返さない者だ。金を借りるときは神様だのなんだのと宣い……返せないとなれば……ひたすらに頭を下げる。その後にそいつらは大抵俺を鬼かのような目で見る……フフ……ハハ…!!」
そして次の瞬間……バサァァ。
コウモリのような羽が生えてきた。
「吸血鬼に鬼などなんだのとアホらしい。」
「待って……待っt…ゴチャ!!
次の瞬間田中の腹に真っ赤な槍が貫通していた。
【魔槍】
「残念だよ…田中。まだ君と仕事をしていたかった。」
「……なんなんだよ。これ。」
「リンリン……逃げよう……!!殺されるよ!!」
「待てって…!引っ張るn……ガタ!
その瞬間、地下の空間に鳴ってはいけない音が鳴った。




