夢か現か幻か
中学2年生の14歳が書いています。
何かと至らない点があると思いますが読んでもらえると嬉しいです。
狐少女の幻覚が、再び見え、自分で自分が恐ろしくなる。
「えっ…と、その、もう時すでにお寿司とやらかと思いまして…、」
いや、それ絶対遅しだ、と思うがそれを言うほどの余裕は無く、代わりに口をパクパクさせた。
そんな葵の様子を見ながら狐少女はあたふたと両手を左右に振る。
「えっ…と、わ、私は桜って言うんだけど…、その、渚兄に、その、慣れるために…来たんだけど…、!」
狐少女ーー桜もパニックになっているのか何なのか、話の繋がりがない。
「そ、その要するに……、
わ、私、は、か、神様なのだっ!!」
人差し指をビシッと天に向けて堂々と言い放つ桜に葵は固まる。
今、何て。
“神様”って、そう、言ったのか。
一体、それはどういう。
「……………………ぇ、」
思わず無意味な雑音を漏らしてしまう。日本語が、言葉が、単語が、紡げない。
ぐぅぅぅぅぅぅ。
突然の音に思わずビクリと肩を震わせる。
「あ…、き、気にしないでくだ、さい………」
天に向けた手をスローペースで下ろし、羞恥で顔を赤くしてうずくまる桜に葵はパニック脳内思考回路のまま、
「す、少し待ってて……」
耳と顔を自分の手で覆い、尻尾をしゅんとさせる桜を置いて、階下へと降りていった。