2つのお願い
中学2年生の14歳が書いています。
何かと至らない点があると思いますが読んでもらえると嬉しいです。
瑠依の腕を勢いよく叩き釘を刺す葵にそれぞれが笑う。
「そうだ。君たちにお願いが2つあるんだけど、聞いてもらえるかな?」
突然真剣な顔になった渚冬に葵と瑠依も、思わず背筋をのばす。
「も、もちろんです!」
「ええ!」
そんな全く違うようでどこか似ている姉妹の姿に吹き出しそうになりながら渚冬は続けた。
「ありがとう。
1つ目は、ーーよかったら、桜にまだ、君たちの家で修行をさせてもらいたいんだ。」
「おねがいしますっ!」
渚冬の言葉に呼応するかのように桜が頭を下げる。
「まだまだ修行の身だからね。
君達なら少し桜と気がしれているからーーというか今回の一件でしれたからーー桜も気が楽だと思うんだ。」
どうかな?と聞く渚冬に二人でぶぶんと首を立てにふる。
「もちろんです!
滝こそないですけどお任せください!」
「待って、あおちゃん、滝が必要なの?それなら、近くのホームセンターに行ってお庭に……」
「…………お姉ちゃん」
姉の天然っぷりに突っ込む気力さえ失った葵がげんなりする。
「いや、そこまですることじゃないやろ」
姉の天然っぷりは湊さえも小声で突っ込むほどだ。
葵は姉への突っ込みを全て湊に任せてしまおうかと一瞬思ってしまう。
「そ、そこまでしなくていいよ。桜を見ていてくれるなら安心だ。よろしく頼むよ。」
少々慌てながらも渚冬は次の話題ーー渚冬にとって1つ目よりも大切な2つ目のお願いへと移る。
「それと、2つ目のお願い、なんだけどーー
君たち二人に、“秋の守護者”の役目をお願いしたいんだ。」
「「“秋の守護者……?」」
二人揃って首を傾げる葵と瑠依の肩を、湊は勢いよく叩いた。
「ほんまか?!すごいやん!
二人とも、俺達の仲間入りやんな!」
「え、ど、どういうことですか?」
「そ、そんなに強く叩いたら肩の骨が折れてしまうわ……」
「いや、折れはせんやろ折れは」
「うわーいっ!!
ついに“秋の守護者”のたんじょーだねっ!」
「うおっ!」
「ひぁっ!」
「まぁ!」
困惑する葵とズレた心配をする瑠依に突っ込む湊、そこにさらに桜が抱きつき混沌と化す。




