戻ってきた日常
中学2年生の14歳が書いています。
何かと至らない点があると思いますが読んでもらえると嬉しいです。
「こんにちはー!」
「こんにちはぁ。元旦以来かしらぁ?」
「やぁ、久しぶりだね。」
「久しぶり、なんか……?」
「ひっさしぶりー!」
穏やかな笑みとともに迎えた渚冬と飛びついてきた桜、その桜を、苦笑交じりに見つめる湊。
3人の“神”に迎えられ、葵と瑠依は桐ヶ谷神社へと1日ぶりに訪れていた。
「渚冬さん、体調はどうですか……?」
「ふふっ、丸1日休んだからね。もうすっかり回復しているよ。」
その言葉に思わず葵は安堵の溜息を漏らした。昨日、桐ヶ谷神社の鳥居付近で、渚冬さんが倒れていたときはもうだめかと思った。
「……湊と桜を守ってくれて、ありがとう。僕の神代まで……」
頭を下げられ、葵は狼狽する。
「いえいえとんでもないです!
元はと言えばお姉ちゃんが悪いわけで……」
葵は頭を下げながら姉の頭も下げさせた。
「ほんとに、お姉ちやん、渚冬さんのこと殺しかけたんだからね?!」
「えぇ……実感は全くないんだけれど……ごめんなさいね。」
頭をガッツリ押さえられているにも関わらず、瑠依はそのままの姿勢で謝罪する。
「まぁ、乗っ取られてたわけだからなぁ。記憶なくても当たり前やな〜」
呑気そうにそう呟き、湊は笑う。
「そのお札、まだつけてたんか?」
言いながら、瑠依の心臓あたり“封”と書かれた紙が貼られている場所を指差す。
桜も渚冬たちの元へと笑いながら戻っていく。
「あはっ、ホントだー!
渚兄、かわいそーだから早く祓ったげてー」
そんな桜に瑠依は微笑する。
「お姉ちゃんなら、また乗っ取られかねないから絶対に剥がすなってあおちゃんに言われて…」
「ふふ、葵ちゃんもしっかりしてるね。大丈夫、今祓うからね。」
眉尻を下げる瑠依に、渚冬は軽く笑いかけパンと手を叩く。
すると、渚冬の手に何かが顕現するーーかと思いきや、その手には何もない。
「あれ、渚兄あの白いやつ出さへんの?」
「ん?あぁ、本当はその体に宿したまま祓う予定だったんだけど少し事情が変わってねーー」
渚冬が瑠依に歩み寄り、手のひらをその額にかざす。
「この世界に引っ張り出してしっかり“罰”を受けてもらおうと思ってね。」
渚冬の手のひらから白い光が発される。湊と桜はそれを目を輝かせてみている。葵はそれを恐怖半分、感動半分で見つめる。
渚冬が呪言を唱える。だんだんと手のひらから発される光が大きくなりーーーー
「揃いも揃ってお出ましとはな。」




