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魔法の言葉

中学2年生の14歳が書いています。

何かと至らない点があると思いますが読んでもらえると嬉しいです。


一縷の望みをかけて姉の耳元で思い切り叫ぶ。


何度も繰り返して来た言葉。


この言葉で危なかったときも姉の意識を覚醒させ、何とか急死に一生を得てきた。


お母さんもいつもその言葉をかける。お父さんも。葵も。ならば、今言うべきはその言葉ーー


「お姉ちゃん!!

ーーーー学校!!遅刻するよっ!!」


姉が勢いよく上半身を起こす。


目を思い切り見開く。


「嘘でしょう?!

ど、どうしてもっと早く起こしてくれなかったの、あおちゃん………って……あらぁ?」


「お、姉ちゃんの、ばか〜〜っ!!」


泣きながら姉に抱きつき、姉をそのまま雪の上に押し倒す。


「まぁ、どうしたの、あおちゃん?」


「どうしたもこうしたもないよっ?!本当にっ……良かった……」


安堵で涙が止まらなくなる葵にひたすら困惑する瑠依。


それを見た桜がその上から覆いかぶさるように二人に抱きつく。


「あぁ、さ、桜……

ふふっ、ほんまにかわええ子やなぁ、桜は。……無事で良かったわぁ。」


人間の姉妹と神の兄弟。その戦いの終わりを、儚く舞い散る雪だけがそっと見守っていた。

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