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染められる雪景色の中で

中学2年生の14歳が書いています。

何かと至らない点があると思いますが読んでもらえると嬉しいです。

「葵、避けるんや!」


「っ!?」


刹那、視界が真っ黒に塗りつぶされ、ーー否、青かった空が、白かった雪が、全て紫がかった黒へと変貌した。


そして、地面から無数のアメーバのようなものがでてくる。


「何これ何これ何これ……っ!気持ち悪いっ……!」


それは、雪が積もっている地面の上を這い、片っ端から純白の雪景色を漆黒へと染めていく。


蠢く黒い物体が突然鞭のように地面から顕現し、荒れ狂う。その鞭のような闇が湊と桜、葵をめがけ猛スピードで飛んでくる。


「っ……!」


葵が恐怖のあまり絶句したその時、葵の目の前に湊と桜が立ちはだかった。闇の鞭は二人を掠る。


「っ!だ、だいじょう………っ!!」


言いかけ、大丈夫ではないことに気付く。


湊の頬は切れて出血していて、桜の手のひらは鞭の跡が赤く刻まれていた。


それでも、その程度で済んだのは、葵の目の前に立ちはだかった二人のさらにその前に、狐の霊ーー渚冬の相棒の“神使い”が立ち塞がったからだろう。


「桜ぁ!権能使いや!葵のこと守ってやれ!あいつは俺がっ……!」


「ふぇ?!う、うんっ!」


短い会話、しかし意図は十分に伝わる。


二人の神は、どこからともなく美しい扇を取り出す。そして、


「オネーさんを守れっ!」


桜の命令に従い、無数の桜の花びらが扇から顕現し、葵の周りのアメーバのような闇を切り刻み、光となって消える。


シャン、という音とともに、湊の扇から無数の水の柱が顕現、同時に瑠依へと迫る。しかし、瑠依はその水柱をいとも簡単に避けてしまう。


当たらなかった水柱は神社へと落下し爆発じみた音が響き渡る。


「待って!やめて!その人、は、私のお姉ちゃんなのっ!」


「オネーさんは黙ってて!」


必死に叫ぶ葵の周りに再び闇が湧き、桜が扇を振り桜の花びらを再び顕現、何とか追い払う。


「葵ぃ!あいつはお前の姉ちゃんやない!」


「見間違えるはずないもん!

お姉ちゃんだよ!何でここにいるかは分かんないけどっ!!」


「いや、確かにお前の姉ちゃんやけど……、お前の姉ちゃんやけど、お前の姉ちゃんちゃうんや!!」


「いや何で?!どういうことなの?!」

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