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復帰

サリナとの再会にテンションMAXな多恵。更に嬉しい再会も果たします

自室に戻る足は軽くいつもより早足でマーカスさんとエリックさんに不思議そうな顔をされた。


部屋の前に交代の騎士さんが見えて…『!!』

「デュークさん!ガイさん!」

そこに見慣れたお顔があり嬉しくて思わずダッシュしたら、マーカスさんとエリックさんが慌てだす。


「お会いできてよかった!!色々とすみません」思わず頭を下げると


「お止め下さい。貴女の身を守れなかった私どもは本来護衛から外される所、アーサー殿下の温情で続けられることになりました」


「よかった!これからもよろしくお願いします」

今日はいい日だ!

マーカスさんとエリックさんにお疲れ様をして入室する


部屋に入るとサリナさんとエレナさんが迎えてくれ、うれしくてサリナさんに抱き付いてしまった。

勢いよく抱き付きよろけたサリナさんをエレナさんがささえてくれ、二人に抱き留められた様で嬉しかった。


「おかえりなさい。サリナさん。これからもよろしくお願いします」


「お任せ下さい」微笑むサリナさんは本当に綺麗だ。


サリナさんに話を聞こうとした時、4刻の鐘の音が聞こえてきた


「多恵さん。まずは昼食をしっかり召し上げって下さい。これから時間はたっぷりありますから」


サリナさんに見守られその日のランチは最高に美味しいものになりました。


次の来客まで少し時間があるのでサリナさんとお茶を頂きながら事件当日の話をします。


サリナさんは当日別の職務に付いていて場内を移動していたそうです。

いきなり殺気立った騎士が来て説明もなく騎士棟の一室に連れて行かれたそうです。

部屋にはイザーク様がいらっしゃって、今日多恵様に茶葉を用意したか聞かれ「身に覚えが無い」と答えると、しばらく部屋で待機するように言われたそうです。

その日の7刻半になりアーサー殿下が部屋に訪れ誘拐事件はあった事を知らされた。

サリナさんが知った時は犯人が捕まり、私が妖精城に連れて行かれた後だった。

未だ完全に疑いがはれていないサリナさんはアーサー殿下が指示した部屋で監視の元休むことに

そして翌日6刻頃アーサー殿下からライカさんに名前を利用されていた事を告げられ、やっと無罪放免となった。

侍女長が無実とは言え疑われ精神的負担を考慮し、昨日までお休みになったそうです。


「多恵さんが戻られると聞いて直ぐ復帰したかったのですが、侍女長のお許しが出なかったのです。

休暇は反対にストレスになりました」


「私の無実が分かり多恵さんもご無事だったので、安心したのですが、なぜライカさんが私を利用したのかが分かりません。

仲は良くも悪くも無く普通に同僚でした。ライカさんが黙秘している今。今だ釈然としません」


「ライカさんは黙秘されてるそうですが、心当たりは無いの?」


「…強いて言えば彼女はグラント様に好意を寄せていました。グラント様が多恵さんの伴侶候補になった事を聞いて落ち込んでいましたから」


出発前の熱い眼差しはそれだったんだ。


「騎士団が連日取調べでおりますので、近いうちに判明するでしょう。多恵様そろそろオブルライト公爵様がいらっしゃいます。ご用意を」


公爵さまは初めてお会いします。

多分人見知り発動します。当たり前だけどグラント様のお父様だよね……今はあまり余計な事は考えないでおこう。

無事に終わるといいけど…

公爵様はどんな方なのでしょう⁉︎グラントと似ているのかなぁ⁈

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