表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/442

迂回

ブックマーク登録ありがとうございます。

励みになります。

期待どおりやっぱり馬車で爆睡しました。

アンリさんごめんなさい。ガールズトーク出来なくて…

目が覚めるとベットで寝ていました。どうやらあの馬車は安眠効果がある様です。


気がつくと光の玉が浮遊しています。

「偵察ご苦労様です。妖精王に今日はありがとうって伝えてくれるかしら⁈」

光の玉は弾む様に私の周りを浮遊すると窓から帰って行きました。


私の起床に気づいたサリナさんが入室し、この時翌朝である事を知りました。

私寝過ぎです。


「おはようございます。そして昨日はお疲れ様でした。朝のお茶をご用意してよろしいですか?」

いつもの朝に安心する。


サリナさんが入れてくれた紅茶を飲み、朝食→湯浴み→身支度といつも通りです。

朝の用意が一通り終わりソファーでのんびりしていたら、文官さんがやって来て、どうやら陛下がお呼びみたい。

今日の当番騎士のリックさんとポールさんと陛下の執務室に向います。


歩き出して直ぐに「多恵殿!」と呼ばれる振り向くとアーサー殿下がいらっしゃいました。

殿下はキラキラの王子様スマイルでやって来て、流れるよう動きで私の手を取りエスコートします。

どうやら殿下かも執務室に行かれる様です。


道すがら昨日の話になった時に、馬車で眠ってしまった私をベットに運んだのがアーサー殿下であった事が発覚!朝から嫌な汗が吹き出した。


「申し訳ありません。起こして下さればいいのに!婚約者のいらっしゃる殿下に要らぬ誤解を招きかねません」


「いや〜ヒューイでは務まりそうに無かったのでね。ここだけの話私の婚約は訳ありなんで大丈夫です」とウィンクされた。



『訳あり?』胡散臭いなぁ…


疑いの眼差しを向けると殿下は楽しそうに笑い

「貴女のその表情を作らない所が好ましいです」とずっと笑ってます。ホンとそーゆうとこ失礼ですよ!


さっきからずっと歩いてます。後ろを歩くリックさんとポールさんに視線を送ると、2人は気まずそうに殿下を見ました。殿下何かやっちゃってます?


「殿下。もしかして遠回りしてるのですか?」


「うん。気が付かない?ここを通るの2回目だ。多恵殿と話すのは楽しくてね!」とウィンクされた!


「やっやめて下さい!疲れますから!」何やってんだこの人は!


すると前からトーイ殿下が来た。


「兄上!陛下がお待ちですよ!多恵殿。ご機嫌麗しく今日もお綺麗だ。兄上とご一緒でしたか⁉︎遅いのでヒューイ兄上が向かえに行きましたよ。入れ違いになりましたね」


『遅くなった原因はこの人はです』って指差してトーイ殿下にチクってやりたい!当の本人はすずしい顔してますよ!


初めてお会いした時は冷たそうで気難しく見えたんですがね…今はすっかり弄りキャラになってます。まぁ〜今の方が話し易くていいんですが…


やっと陛下の執務室が見えて来ました。絶対帰りはリックさんとポールさんと最短距離で帰ります!

『おや⁉︎』反対側からヒューイ殿下が急いで向かってきます。少し怒ってますか⁈


「兄上!多恵殿を連れ回さないで下さい!陛下も心配されています!」やっぱりアーサー殿下に御立腹だ!

アーサー殿下がグイグイ出て来ました。

キーパーソンになるのか⁈

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ