表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/442

フィラ sideー3

ブックマーク登録ありがとうございます。

励みになります。


『おうさま きょうも たえ げんきだった

ていさつ ごくろうさま って』


多恵の様子を見にいった花の妖精が報告に来る。

どうやら多恵は妖精達が来るのは嫌では無いようだ。


『たえ わたしたち みえない おうさま!

はやく たえに みえる ようになりたい』


うーん。妖力の無い者が妖精を見るには”契り”を交わさねばならない。俺はいつでもいいのだが、無理強いするとリリスが怒り狂うからなぁ…


女神の台座に集まる日までの数日は、ゆっくり多恵を観察して気を引く術を見出さねば

先日、多恵に接近した事でアルディア側にかなり警戒されている。多恵が寝室で眠る以外は必ず誰か付いているから接近できん。

特にアーサーが厄介だ。アイツは呑気そうに見えてかなり策士だ。断言するアーサーは多恵を気に入っている。ヒューイは真面目が取り柄の簡単な奴だから問題ないが、アーサーは簡単にいかん。


リリスの話では今回の召喚を最後に暫く召喚はしないらしい。4国の問題は多恵の協力の元解決し、多恵には各国の男性との間に子を儲けてもらい、その子が多恵の知識や意思を継いでもらう考えだ。


多恵の相手となるのは恐らく召喚の儀に来ていた、グリードとオーランド、それにアーサーだ。

ヒューイは妖精姫がいるからそれを知れば多恵が拒むだろう。そうするとアーサーが絶対出てくるはず


俺の本心は多恵は俺だけの番にして、妖精城で過ごして欲しい。それが叶えばどんなに幸せか…

母上がなし得なかった幸せ…


しかしリリスが有っての箱庭だ。リリスが力を失っては存在すら出来ん。不本意だが協力が不可欠だ。


多恵が俺色のリングに触れる度に、我が身に触れられた様に感じ身が震える。

早く多恵に会いたい。この腕の中に閉じ込めたい。

あと数日だ。会ったら必ず抱きしめる。たとえリリスが怒ろうとも!

フィラ回次で終わる予定です。

がんばります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ