意図
殿下御一行をリリス元に案内しまーす。
「多恵殿!」
ヒューイ殿下が安堵した様子で台座ギリギリまで駆け寄ってくる。
「皆さん戻りました。お待たせして申し訳ありません。今からリリスの元にご案内します。
あちらに行くのに台座に上がっていただき、どこでもいいので私に触れていただけますか?!」
直ぐにヒューイ殿下台座に上がり、躊躇なく私の腰に手を当てる。続いてモーブル王国の王族さん(まだ名前伺ってないから後で聞こう)が上がり、私の右手を取った。
最後にオーランド殿下が台座に上がり照れてくさそうにきょろきょろしています。どこに触れるのか考えているの?流れからして空いている左手でしょう!!
待ちきれずに「どぉーぞ!」と左手を出した。
結構私せっかちです!早くしてください。
オーランド殿下が左手を取るとまた眩暈のように視界が揺れた。気がつくと周りが暗闇に変わった。
リリス〜皆さん連れてきましたよ~
皆さん初めて来たので戸惑っているようです。大丈夫ですよ!真っ暗なだけで安全です。
隠れている1名と1匹が私に何か有れば牙をむきますがね…
そんな事思っているとリリスの声がした。
『多恵。皆に話をするのに貴女の体を借りたいの。初め変な感じがするとは思うけど、痛みとか不快感はないから安心して!いいかしら?』
頷くと急に意識が遠のいた。
意識が戻ると小さな部屋の中でソファーに座り壁一面のスクリーンを見ている。スクリーンには皆が写っている。
『私は女神リリス。貴方達には召喚について話したくて集まってもらいました。私の声は多恵にしか聞こえないので多恵の体を借りて話しています。話が長くなるのでまずはかけて話しましょう』
スクリーンに映る私の手が地面をかざすと椅子が出現した。みんな驚いている。
私(中身はリリス)が皆に椅子をすすめて話を始めた。
皆んな神妙な表情をしている。リリスの召喚の意図それに相反し自分達の欲を優先した箱庭の住人。各々思うところがある様だ。リリスは今回の召喚は4国すべての救済する事を説明をした。今回選ばれなかったレックロッドのオーランド殿下とモーブルのグリード殿下(さっきリリスに挨拶していて知った)は明るい表情をしている。
『最後に、今までの召喚で私の力は衰え続け箱庭の維持が難しくなっています。このままでは箱庭は崩壊も。召喚はかなり力を使う為、暫くは召喚は行わず、力の回復に時間を費やしたいの。
だから今回の乙女である多恵に各国の男性との間に子供を儲けて欲しいとお願いしています。
多恵が子を産み育て知識を継ぐことで召喚を行わなくとも、箱庭の安寧は保てるでしょ⁉︎
恐らく今日集まった貴方達は今回の召喚で多恵の相手として自国で決められたのではないですか?
しかし多恵の相手は王族でなくてもいいのですよ。
身分育ち関係なく多恵を愛し大切にしてくれ、子を慈しみ愛を持って育ててくれる殿方なら。
もちろん多恵が愛することが絶対条件です。
多恵に強制はしていません。もし多恵に強引に迫ったり身を犯す様な事があれば、私が付けた守りが牙剥くでしょう!その事を努々忘れぬように』
リリスが厳しく注意してくれてます。ありがとうリリス。やっぱり私の保護者です!
『あ…子作りの話かなぁ…まだ正式には受けてないんだよね。オプションみたいなもんだし、出来たらぐらいに考えてほしいなぁ』
スクリーンに映る殿下達の反応は…
ヒューイ殿下は真剣な面持
オーランド殿下は顔を赤らめ少し照れて?いる
グリード殿下は微笑んでいて考えが分からない
三者三様だ。
『話は終わったわ。身体を多恵に戻すわ。今後の話があるだろうから、この場は半刻ほど止まる事を許すわ』
リリスが手を振ると目の前がぼんやりしてすぐに意識が戻った。自分の顔を触ってみる。リリスから身体を返してもらったみたいだ。
目の前の殿下達の注目を浴びてます。
皆さん顔面偏差値高い人ばかりで緊張します。
この後どうしたらいいの?誰か教えて下さい!
やっとリリスとの話も終わり、今後どうするか決めていきます。
本編が落ち着いたら、また誰かのエピソードを書きます




