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加護ー3

てん君は癒しキャラ決定です。

名前をつけた事で愛情が湧く。てん君はキラキラした目で『たえ なでて』っと訴えてくる。


「うーん!よーしよしよし!」めっちゃもふった!

はぁ〜癒される…


もふもふしていたら、急にてん君が唸り牙を剥く。

!えっ!何かやりました私⁈思わず撫でてた手を離した。


「てん。俺の邪魔をするな!」


どうやらてん君を撫でていた私を背後から抱きしめようとしていた妖精王を威嚇していたみたい。

流石!守りのてん君です。


『多恵。守り以外にも貴女に与えるものがあります。これを…』


リリスが髪を1本抜き、私の左手首に髪を結びました。髪は銀色のバングルに変わった。


「リリス⁈これは何?」


『これは記録の木板で、貴女の元の世界と繋げてあります。貴女が知っている事でも詳細までは知らない事柄もあるでしょう。こちらで元の世界の情報が欲しい時に得れるようにしました。貴女の世界ではPCっていうのかしら⁈』


え!情報検索ですか⁈ダブレット的なもの⁈

まさかこちらでもネット検索する事になるなんて、異世界は何でもありですか⁈


『ただ、これは箱庭の住人には見せないで。進み過ぎた文明は毒にしかならない。レックロッドのように…必ず1人の時に使用して』苦々しい表情をするリリス。


「わかりました。約束します。使い方を教えて下さい」説明プリーズ!


『右手をバングルに添えて”出でよ!”と唱えると木板が出ます。知りたい内容を思いながら木板に手をかざして。すると情報が表示されるわ』


まるっきりダブレットじゃん。


『終える時は木板を両手で持ち”終了”と唱えれば消えるわ。上手に使ってね』

ゔーん!やっぱしダブレットです。


私がリリスから説明受けて間、私に触れようとしてるフィラとてん君の攻防が繰り広げられています。

鉄壁の守りてん君グッドジョブ!後でいっぱいもふるね!


『私が先に多恵に伝えたかったのはこれだけよ

一旦台座に貴女を戻すわ。戻ったら各国代表を台座に上げ、貴女のどこでもいいから触れてもらって。

そうすれば皆んなこちらに来れるから』


「フィラとこっちで待ってて」とてん君に言うと、

『てん いつも たえ いっしょ!』と私の足元に来て消えた。


「え??てん君?」

『たえ てん ここ』

左手が暖かくなる。びっくりしてると、フィラが来て私の髪を手に取り口付けた。

びっくりして顔が熱くなる。


「多恵やめろ。そんなかわいい顔すると口付けたくなる」


だから慣れないんだって!あーリリスが怒ってる


「俺は他の野郎と顔を合わせたく無いから、ここに居る。姿は消すが多恵の側に居るからな!」フィラは姿を消した。


『では、多恵よろしくね』リリスが手を振ると目眩を起こした様に目の前が揺れる…

“はっ!”と視界がはっきりすると目の前にソードリーフが見える。台座に戻ったんだ。


今まで登場した人物の中ではフィラが一番好きです。

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