表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
29/442

妖精王

妖精王=指輪の人?

アーサー殿下にエスコートを受けまた遠い陛下の執務室を目指す。遠回りするからめっちゃ歩く…って考えいたら


「多恵殿。その木の下で出会った方と話しましたか?」と聞かれ


「”近いうちに迎えに行く”っと言ってました。髪を指輪に変えたしあの方は魔法使いや魔導士の類の方ですか?」と質問すると


「詳しくは陛下の執務室で」と答えてくれなかった。いつも飄々としたイメージの殿下だったから真剣な表情の殿下は新鮮だ。


廊下の角を曲がったところで反対側からトーイ殿下が護衛騎士と歩いて来るのが見えた。 


『あれ?あそこは陛下の執務室⁈今回は早かったよ⁈』私の表情で気づいたのかトーイ殿下が


「多恵殿。執務室はここですよ!」とイタズラに笑う。そんなに疲れた顔してますか?私


入室許可受け執務室に入るとヒューイ殿下がいて、すぐに駆け寄り私の手を取り謝る。


「多恵殿。申し訳ありません。私が最後までお供をしていれば、貴方を危険な目に合わせなかったのに…」

いや…殿下が居ても一緒だったと思います…は言わんでおこう。


陛下かが咳払いし「皆まずは掛けよ」と着席を促す。


アーサー殿下が一時的に私の護衛が為されなかった事を陛下に話し、ロイドさんとジュードさんに事情を説明させた。次に部屋で私がアーサー殿下に話した事と同じ説明を陛下にする事になった。


一通り説明が終わると陛下が「やはり妖精王か⁈」と呟くアーサー殿下は頷き、ヒューイ殿下とトーイ殿下は驚いていた。


「すみません。妖精王とは?ご説明頂けませんか⁈」理解してない人ここに居ます!



アーサー殿下はロイドさんジュードさんを退室させ、座り直して徐に話し始めた。アーサー殿下の説明は…


箱庭にある4国の一つ”妖精の国”の王様。

女神リリスの助けを担う。この箱庭には妖精が存在し自然の維持を手助けしている。

その妖精を守り統率するのが妖精王。

現王は”フィラ”という男性の王だ。先代は女性で女王だった。


妖精王はこの箱庭の妖精の力の均衡を図り、妖力が多くなった妖精の力を吸い、反対に弱くなった妖精に妖力を与える役割を担う。

妖精の妖力を調整していくうちに、妖精王の妖力はいずれキャパオーバーを起こす。

キャパオーバーすると妖精王の妖力は暴走し箱庭は大半を破壊してしまう。

キャパオーバーを防ぐ唯一の方法は子を儲けて力を子に分ける事だ。子を儲ける相手は人とされており、過去の妖精王も人の子と結ばれている。

本来妖精王が人と交流する事は少なく、番が必要になると人と交流する。


以上の話から妖精王は世継ぎが必要な時期に来ているらしい。


…?『近いうちに迎えに行く』って私番認定されてます⁈まさか…これもあってリリスは4つの国で子を儲けて欲しいって言ってたの??

無理強いはしないって言ってたけど、ほぼ(妖精王に関しては)拒否権なしじゃん!


旦那候補が1名決まりました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ