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騎士団

騎士団の見学いう目の保養に行きます。

王城を出て騎士棟に向かう。

しばらくすると3階建の建物が3棟並んで建っていた。右手前から第1騎士団、第2騎士団、第3騎士団の騎士棟だ。棟前には広場がありここで鍛錬するらしい。


訓練場はとても広く騎乗訓練も行える。今は第2騎士団の特別訓練中だ。

『??ん』訓練と言うより、何がシゴキ感が半端ない。何かやりましたか?第2騎士団の皆さん⁉︎

訓練場を見ていたら文官さんがやって来た。どうやらヒューイ殿下を探していたみたい。

殿下と文官さんが話してる間、代わりにロイドさんが説明してくれる。

すると殿下が「多恵殿。申し訳ありません。陛下がお呼びの様です。後は護衛の者にご案内させるのでご遠慮なく見学ください」と謝る。

殿下は護衛の2人に「多恵殿を頼む。6刻にはお部屋にお送りせよ。」と指示を出し、私の左手を取り軽く口付けをし微笑んで文官さん行ってしまった。

「御意!」ロイドさんとジュードさんは騎士の礼をとり殿下を見送る。


そんなやり取りをしていたら訓練をしていた第2騎士団の副団長さんが私に気付いたようで、足早にこちらにやって来た。


「多恵様。召喚以来でございますが、つつがなくお過ごしですか?」


「ありがとうございます。皆さんに良くしていただいています。騎士様のお仕事に興味があり見学に参りました。ご迷惑にならない様に致しますのでお許しください」とお辞儀する。


さっきまでヘトヘトだった騎士さんが気がつくとピシッと整列していた。50人位いる。

圧巻だ!美形がこれだけ揃うと照れてる場合では無い。アイドルオーディションの審査員ってこんな感じなのかなぁ…ちょっと優越感!


お邪魔になるので失礼しますと告げると、心無しか騎士さんがガッカリしてる様に見えたが訓練場を後にした。


「次はどこに行かれますか⁉︎」ロイドさんが聞いてくれる。


「のんびりしたいので、庭園とありますか⁈」

「では王城の中庭をご案内いたしましょう」とロイドさんがエスコートしようとしたが、ゔーん…なんか初め嬉しかったけど、エスコートはお腹いっぱいです。自分のペースで歩きたい。


お2人に丁重にエスコートを断るとがっかりしている。殿下達といいやっぱりエスコートは流行りなのか⁈理解不能である。


騎士棟から王城に戻り回廊を歩いていると大きな木が目に留まる。樹木にはあまり詳しくないけどオリーブの木ぽい。

何となく気になり木を見たいと2人に告げると、ロイドさんが木の周りを確認しOKしてくれた。


木に近づいて行くといきなり突風が吹いて思わず目を閉じた。風が止み目を開けると男性が木の下に立っている。

『あれさっきこの人居たっけ?』不思議に思いながら男性を見ていた。

この男性は箱庭に渡ってから会った人の中でも一番背が高くて2メートル近い。

ダークグリーンの長髪に琥珀色の瞳は切長で色っぽい。服装は魔法使いが着るようなローブを羽織っている。


彼は何も言わずじっとこちらを見てる。なんか値踏みされてる感じだ。この空気にたえきれず

「こんにちは。お城にお勤めの方ですか?」と話しかけてみるが彼は何も言わない。

ちょっと怖くなってロイドさんとジュードさんを探すが姿が見えない。私を探す声だけが遠くで聞こえる。再度彼を見ると目を細め”ふっ”っと笑い、自分の髪を1本抜いて私の右手を取り、小指にその髪を結び付けた。

ビックリして見ていたらその髪は綺麗な琥珀色のピンキーリングに変わった。


「え!!」意味がわからず固まっていると


耳元に近づき「近いうちに迎えに行く」と響く低音ボイスで囁かれた。

びっくりして顔を上げると、また突風が吹き彼は消えてしまった。


もー意味分からん!誰⁈


新しい人物が出てきました。

このキャラは私好みに書いていきます。

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