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05 第一悪役令嬢?

「いや、ここでルカと再会したのも驚いたけど、登場にも驚かされたな」

「開口一番ネタに走ったのも、だ」


 なんとか誤解はとけました。

 というか、驚いていただけで私だということを二人はわかっていたらしい。うれしい。


「アルマ、トビト、この方を紹介してくださらない?」

 丁寧な中にもぞんざいな風を感じさせる言葉で金髪巻き髪ちゃんさんが会話に入ってきた。

 ごめんなさい、久しぶりだから二人とばかり話してました。

「え、あぁ、そうかエヴァは一度あったきりだったか」

 一度あった?

「ええ、アルマ達と同じ転移者なのでしょう?」

 こちらを見るすみれ色の眼が意地悪く細められている。ああ、思い出した。


「私から名乗った方が早いよ。ええと、お声がけいただく前に名乗る事をお許しください。私は瑠華=末那瀬でございます。アラン=ドゥ=ルベン公爵がご息女エヴァ=ドゥ=ルベン殿下におかれましては」

 なけなしの脳みそから引っ張り出したセリフをあっさり小さな手が押し戻す。

「とりあえずだまって。宮廷の中ならともかく、今は外、しかも非常時よ。パーティにいるときは平民と同じ応対を許しているからそうしてちょうだい」


 ごもっとも。死体を埋めていたので悠長に話していたけど、非常時なのはわかる。

 思い出したけど、この人私を追い出した貴族の女の子達の一人だ。今は腿と膝がゆったりした乗馬ズボンをはいているから気づかなかったけど、取り巻きを連れたƒまさに悪役令嬢ポジな人だった。

「じゃあエヴァ」

「さんをつけなさい」


 早速のNGいただきました。

「エヴァさん、急ぎというなら事情をアリマ君から聞いて良い?」

 恨み言の一つでも言われると思ったのか、エヴァは少し驚いた顔をした。

「当然いいけど、アリマじゃなくて彼はもうアルマよ。呼び方がバラバラだと混乱するから統一してちょうだい」


 この短時間でNG二つめ! アルマね、了解ー

「じゃあ、アルマく……アルマ、質疑応答の時間って残ってるの?」

「実はあまりない。辺境伯領主の城に急行しないとまずいことになる」

 渋い顔でアルマ……が答える。 呼び捨てが照れる。けどもだえている場合じゃないよね。


 昔はあきらめたけど、今ならアルマ達の足手まといにならない気がする。

 人手がたりないっぽいし、今なら身体系スキル沢山もってるし!

「私も連れて行ってくれない? ほら、身体強化があるから雑用くらいできるよ?」


 私の提案に3人が顔を見合わせる。

 3人が微妙なアイコンタクトでパス回しをはじめた。やめて、目がまわる。



今日のpv数が1000を超えました。読みに来てくださった方ありがとうございます!

評価、ブクマをいただけるのもとても心強いです。

感謝です。今後ともよろしくお願いします。



男主人公ものです。よろしければ見てください!

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元英雄は壁をつくる ~やりすぎ専守防衛による最強国家建設~


ポイントで5段階評価いただければ頑張れます!

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レビューをいただくと作者が成長します!

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