第73話 魔術コンテスト
短くなってしまいました。すみません。
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魔術コンテスト当日
魔術コンテストの場所は武芸大会でも使われた闘技場だった。出場者は、自分に与えられた時間、5分で魔法を観客の前に披露する。勿論、王様や国内の有力貴族なども見に来ていた。しかし、今回は前回のテロの事があってか他国からの国賓は来ていなかった。
そして、注目の採点者は、学園長、国王、そして、カレンさんだった。フェリクスはその並びを見て、とりあえずは、意図的に点数を低くするような輩はい無さそうだった。
魔術コンテストが始まり、生徒帯がそれぞれの魔法を披露していた。1年生のほとんどは、ど派手な魔法を出して、時間最後の方では魔力枯渇の状態で会場を去って行った。それに対して2、3年生はしっかりと配分を考えて魔法を使用している印象だった。
そんな中、アベルの番が来た。先生の開始と共にアベルは魔法を使い始めた。最初は花火のような魔法で始まり、段々大きな魔法に変わっていき、最後には、大きな炎に獅子が2体出てきて戦い合い、衝突し合い大きな花火になった。
終始、考えられている演出に観客からは今日一番の拍手が送られていた。
次はアリサ姫の番だ。水の魔法によって会場に疑似的な鏡を幾つも作った。そしてそこに光魔法を放ち、幻想的な光景を作っていた。それはまるでこの前、精霊の森で見た光景に似ていた。
アリサにもアベルと同じぐらいの拍手が送られた。
そしてついにフェリクスの番が来た。会場の中に入るがそこでフェリクスは違和感を覚えた、それは直ぐに現実のものとなった。
フェリクスが開始の定位置についた瞬間、会場は目に見えない魔力で満たされてきた。
これでは満たされている魔力に邪魔されて上手く魔法が作動しない。
会場の端に視線を向けると貴族共がニヤニヤとした視線をフェリクスに向けていた。
それでフェリクスは会場の細工が誰によってやられたのか、大体の事を察した。ここで、貴族共の思い通りになるのは簡単だが、正直、フェリクスは貴族共よりヴェルデ先生の方が怖かった。
会場が他人の支配している魔力があるから魔法が発動しないのであって、自分の魔力でその力を上塗りすれば、簡単に魔法は使えるようになる。フェリクスは自分の圧倒的な魔力で圧倒間に会場の支配権を取り戻した。
しかし、貴族共のそのまま黙っていなかった。また、貴族共の新たな魔力が入ってきた。こうなってくるとどちらかの魔力が切れるまでの持久戦だったが、フェリクスはそんなのを待っていたら自分の与えられた時間が過ぎてしまうと思い、支配権を維持しながらの、魔法発動となった。
フェリクスが魔法で出したものは一番簡単な光魔法で、目の前に光の玉が出現するだけの魔法だったが、その玉がフェリクスの周りを飛び始めたと思ったら、それが2つ、3つとどんどん増えていき、数が分からないような、数にまで増えて行った。フェリクスの周りには光の玉たちが踊っているようだった。光の玉がランダムに動いている事から、すべて手動で動かしいるのが見て取れた。
それに加えて貴族共と会場の支配権を取りあっているので、普通なら一つぐらい魔法の制御を失っていいもだが、フェリクスはそんなミスは犯さなかった。結局、フェリクスは最後まで何事も無いように魔法を終え、観客の拍手と貴族からの痛い視線を貰いながら会場を後にした。
出場者、全員の魔法が出し終わり、王様から、優勝者の発表が始まった。
「それでは今回の魔術コンテストの優勝者はアリサ・レイヴァース」
王様の発表で盛大な拍手が起こり、アリサ姫が王様の元に良き、トロフィーを貰った。
今回の魔術コンテストは何も問題が起こることなく平和にその幕を下ろすのだった。




