僕と神様
僕は何をしても駄目だ。
この間まで、凄く大切な人がいた
一緒に暮らして居て毎日が凄く楽しかったんだ
でもね、君は何も言わず嘘を残して隣から消えた。
僕は暗い部屋でベッドに倒れ込んで何かの漫画のセリフに似た
「もしも時間が戻せたら・・・やり直せたら・・」
そんな中二病みたいな言葉を呟いていた。
実際、そんな願いは叶うはずもなく気が付けば朝になっていた。
いつもしていた腕枕・・
いつも撫でていた髪も・・
全てが急になくなった。
瞼を閉じて君との思い出を思い返していた
沢山の後悔と悔しさで胸が締め付けられる
「ごめんね」僕は自然にこの言葉を口にしていた
瞼を強く閉じ何度も何度も・・
そんな時、声がした。
「もし戻れたら・・戻ることが出来たら変える事が出来るとおもうかね?その自信があるのかね?」
僕はびっくりして瞼を開けた。
そこには誰もいなかった。
でも・・何かを期待したのかな。
今度は瞼をゆっくり閉じ静かに僕は話し始めた
「自信はないです。でも本当に戻れるなら・・僕は変えたいあの時の僕自身も、あの人との未来も。」
「・・・・・分かった。全てを動かすのは変えるのは自分自身だ。チャンスをやろう。」
「チャンス?分からない。」
1人で居たはずの部屋から・・隣から声が聞こえる
「どうしたの?ずっと瞼閉じて。」
聞き覚えのある声。
僕は勢いよく瞼を開いた。
そこには君が居た。
初めて書きました。