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一章・登場人物紹介(ネタバレアリ)


迷宮甲子園、一章の再投稿が終了しました。まずは一章の最期まで読んでくださった皆様、お疲れ様です。楽しんでいただけたでしょうか。

この迷宮甲子園の一章が、ファミ通文庫様のえんため大賞で特別賞を頂いた部分になります。

編集者の方のお話によると、コンセプトとストーリー、そしてキャラ造型が評価されての受賞だったそうです。

野球をモデルにしている為に、一章から大量にキャラが出現するこの作品。この人数で大丈夫かなー? と、書き始めは思っていましたが、やってみれば意外にどうにかなるもんですねえ。


さて、2章に突入する前に、ひとまず一章の人物紹介です。

どうでもいいことですが、この作品の登場人物は、全員が広島県か広島カープに纏わる物から名前を頂いています。

まずそんな人はいないとは思いますが、元ネタが全てわかった人は赤いです。イリアと同じぐらい赤いです。

それでは以下、一章の人物紹介です。




キャラ紹介



須田タツマ


今作の主人公。努力家で朴念仁で天然外道な主人公です。身長173cm。人間族の中では相当身体能力が高いです。あのまま陸上部にいても、インターハイで上位入賞できたでしょう。

紅白戦が終っても、オルタ様のことを女性として見ることはやはり出来ませんが、大切なパートナーとして、家族のような気持ちで見る事ができるようになりました。


名前の由来はマツダスタジアム→マツダスタ→スダタツマ

ちなみに、怪我で引退した元キャプテンの新妙九児君。元ネタはしんみょうきゅうじ←しみんきゅうじょう

市民球場からマツダスタジアムへというどうでもいいネタが込められています。





オルタ・リーバ


一章でのメインヒロイン。家事が得意で思いやりもあり、回復魔法だって使える控えめな良妻賢母。髪しかないことが玉に傷ですが、ヒロインとしてのスペックは非常に高いです。

全長30M(最長)。紅白戦後は全長15Mになりました。人化はしませんが、藁人形の要領で人型にはなれます。長さが半減したため、襖越しなら幼女にも見えます。

オルタとタツマの関係は、ワーグナーのオペラのブリュンヒルデとジークフリートの出会いのオマージュです。

神として死んで人になったブリュンヒルデ。神として死んで髪になったオルタ。眠っているヒロインにボーイ・ミーツ・ガールという、王道的な展開でした。


名前の由来は広島を流れる一級河川。太田川→オオタ・リバー→オルタ・リーバ





風坊カヤ


オルタ様がいなければ一章は彼女がメインヒロインだったでしょう。元ツンデレ、今はデレデレのヒロインです。食わせ物の多いこの作品のヒロインの中で、唯一の正統派ヒロインです。ヒロイン達の中では一番タツマと長くいたために、ヒロインレースでは一歩リードしているような気がしないでもありませんが、やはりそんなこともないかな。

見た目は完全に人間ですが、天狗の血を引いているので妖怪の血が何割か入っています。

寺の子なので、いろいろと古風なところのある少女です。赤い髪がトレードマーク。身長は158cm。


名前の由来はカープ坊や→かーふぼうや→ふうぼうかや

最近カープ女子という言葉をよく聞くようになりましたが、これはカヤの時代が来たか!?







イクアラ・スウェート


知的なリザードマン。成長の早いリザードマンだけに、心も成熟している設定です。身長は2m10cm。体重130キロ。

攻撃力と防御力が高く、頭も良い、解説やツッコミまでこなしてくれるオールマイティーなキャラです。

義に厚く、タツマとカヤ、2人への友情を何よりも大切にしています。こういうタイプの親友ポジはカヤに恋慕していたりするものですが、イクアラ君は鱗のない女性などには興味ありません。

名前の由来は某キャチャーの名言『胃から汗がでる練習』から。

胃から汗→イカラ・スウェット→イクアラ・スウェート。

名前の通り、ハードな環境でも大丈夫です。ただ、寒さだけは超苦手。







厳島ミヤジ


魚里高校ダンジョン部のコーチ。出来る人の皮を被った出来ないお姉さんです。

黒髪ロングに赤いメガネ。人族ですが、実は名前の通り、厳島神社の塞神の守護を受けているという設定です。固有アビリティーは「神託」。オルタの存在を知ったのは、神託と文献から推測したんですね。

ちなみにこの世界においては、『神託』とよく似た能力で『予知』という能力もあります。

『神託』は『予知』の完全な下位互換。『予知』とは違い、結末や詳しい内容までは分かりません。したがって、「神託」の持ち主である厳島が国の施設に隔離されることもありません。身長は168cm。

名前の由来は宮島・厳島神社から。






イリア・スーラ


広島弁ロリエルフ、というジャンルを開拓してみました。

散々持ち上げられておいて、天然外道系主人公に踏み台にされてしまったいたいけな少女です。このエピソードが、イリアとタツマの今後の関係を完全に決めてしまいます。

今後も色々とギリギリのところに挑戦するイリアですが、イリア自身はとてもいい子です。親の教育がよかったのでしょうね。

外見はまだまだ子供ですが、恋に憧れる年齢なので、「いつかタツマ君と2人で赤ヘルの応援にいきたいなあ」と思っています。

純血エルフで強力な加護を持つ彼女ですが、精神力もコントロールもまだまだ半人前。いきなりエースナンバーを背負わせたのは、五井の完全な勇み足でした。総合力でみればウィリスの方がやはり上です。

身長は140cm。運動神経はゼロです。


名前の由来はカープのマスコット、青い怪獣スラィリーから。

スラィリー→イリ・スーラ→イリア・スーラです。

イリアはピンク色の髪の毛ですが、スラィリーにはピンク色のラッキー・スラィリーというのがたまーーーに出てきます。





ウィリス・野呂柿


年上なのに無口系ヒロインです。

無口系に見えて実は熱くて、完璧にみえて実は生活能力ゼロというキャラです。

寮生活ですが、とことんずぼらな性格の為に、寮母さんをとても困らせています。作中で下着が洗濯されていたのは寮母さんの仕業です。あまりにもウィリスが洗濯物を出さないためにウィリスの入浴中に、勝手に部屋に入って、洗濯物を回収していきました。

眠るときには下着はつけないタイプなので、朝まで気付かなかったという裏エピソードがありました。

タツマにとっては3年間憧れていた女性でしたが、憧れなんてそんなもんです。

今回の一件で、タツマ君のことを意識し始めるのですが、恋愛自体に疎いため、それが恋だとは気づいていません。二章以降は彼女の迷惑な愛情表現がところどころに見られるかもしれません。

名前の由来はノロウィルス+牡蠣。

身長178cm。お堅そうな殻の中身はとってもやわやわでジューシーなグラマーさんです。

でもあたると大変です。







バーン・オー・ライク


兄貴系の先輩キャラ。よくいるバトルジャンキーですが、只の戦闘狂ではなくちゃんと思いやりと分別のあるキャラです。

狼の獣人ですが、別に狼の顔をしているわけではありません。極端に毛深くて、牙が生えているだけの人間といった容貌です。

満月の下では本物の狼男に変身しますが、ダンジョンに満月はありません。彼の本当の実力は試合では見る事はできませんが、それでも十分強いです。戦い方は空手系。

身長は220cm。狼は汗をかきませんが、バーン君は汗をいっぱいかきます。舌だけしか体温調節できないと、バーン君の巨体だと死んじゃいますので。ちなみに、この世界の獣人はみんな汗をかきます。

名前の由来は『お好み焼き』。お+ライク+バーンです。





多留簿金太

タヌキ属の獣人であり、実は妖怪のタヌキの子孫でもあるというキャラでした。キャラのイメージは、信楽焼のタヌキをそのまま擬人化したようなキャラです。

強欲で、憎まれ役で、でも愛嬌がある。そんなキャラです。彼の持っている匕首は、鍛冶神の加護を持つ一つ目巨人に作らせた本物の魔剣です。

バーンやアイアンを呼び捨てにしていますが、実はまだ2年生です。

色々と器用で、なんでもやれる2番バッターのようなタイプですが、ムラッ気があって使いづらい選手でも有ります。

名前の由来は樽募金。ウン十年前に広島カープを救ったという樽募金です。





アイアン・マン

レギュラーなのに目立った活躍はありませんでした。足が遅い為に、最初と最後しか出てこれなかったですね。

当初の予定では、最後の島でタツマ達と一緒に変異体と戦わせる予定だったのですが、紅白戦の内容がどんどんと加速していき、結果として、足の遅いアイアン・マンではタツマ達に追いつけませんでした。

サメの歯を身を挺して防ぐ見せ場がなくなってしまいましたが、追いつけなくとも諦めないアイアンに男心をくすぐられる読者の方もたくさんいらっしゃったそうで、結果オーライです。二章では今回の鬱憤を晴らすように活躍してくれます。

気は優しくて、力持ちさん。動物好きできれい好きです。寮の前の花壇でハーブティーを育てています。

名前の由来はそのまんま。鉄人です。







コール・スクワルト


タツマに敗れるだけのサブ・キャラクターの予定でしたが、アイアン・マンが追いつけなかったために、彼の代わりにサメと戦いました。

シカ族の獣人であるかれは、足の早さ以外にはこれといった特徴がなく、野球で例えるなら典型的な代走要因です。レギュラーではありません。

ただ、こういうちょっとヘタれたキャラは好きなので、今後もスーパーサブとしてちょくちょく出てくる事でしょう。

コールの足は人間の足に似ていますが、足先が異常に長く、つま先が固くなっています。走るときはつま先しか使いません。だから彼特注の靴を履いています。

名前の由来はスクワット・コールから。広島カープの応援団は選手と苦しみをわかちあうために、スクワットしながら応援するのです。それがスクワット・コールです。





金敷かなしき絵笛えふえ

羊属の獣人です。足はそこそこ、能力もそこそこ。声が大きい以外は特にこれといった取り柄はないです。

くるくるとした髪の毛と巻いた角がチャームポイントです。冒険者部の中では、唯一タツマのクラスメイトですが、別にヒロインというわけではありません。

サブキャラだけど結構かわいいよね、あの子、の枠です。

名前の由来は『悲しきFA』から。広島カープという球団には、FAは悪夢でしかありません。

「FAめぇー」「FAめぇー」という広島ファンの心の叫びから、ヒツジ属の獣人になりました。







五井力


一軍監督の熊族の獣人でした。いい人キャラしかいないこの作品の中で唯一の悪役でした。

引退後は実家の北海道に帰って玉ねぎを作っています。大自然の中でいろいろと自分を見つめなおすのではないでしょうか。

いつもジャージとシャツを着ていて、胸毛がごっそり白いシャツの下から覗いているタイプです。さらに言えばわきが黄ばんだ白シャツを着ているタイプです。

名前の由来は5位力から。5位力とは、18年で11度の5位に輝いた広島カープの粘りを称える言葉です。圧倒的な弱戦力なのに最下位には沈まない。それが広島カープという球団でした。

しかし去年と今年、調子いいですなあ。広島カープ。



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