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サイレント・ブルー  作者: kaku
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あとがき

 ここまで読んでくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。

 とても長いお話になりました。

 原稿用紙で千枚以上(正確には千百六枚)、連載にかかった時間は四年以上。

 本当に、長い長い長い話になりました。

 私、この小説を書いている間、このお話はちゃんと書き終わるのか、と何度思ったかわかりません。

 最初、この話を思いついたきっかけは、悪夢でした。

 「サイレント・ブルー」の冒涜のシーンを、夢で見たんです。

 自分の子どもを殺したい親がいて、「傍観者」と言われる人達が、それをチャットで報告しているというシチェーションでした。

 私は、それを呆然と見ているという立場で、呆然としたまま目が覚めました。

 不安になって夢占いをしてもらったのですが、「暗いニュースを聞いて、その空気が影響したんでしょう」と言われました。

 でも、本当に怖かったです。

 それが、「サイレント・ブルー」を書くきっかけでした。

 最初は悪夢で見た冒涜のシーンと、最後に千華子さんがマスコミに対してお願いをしているシーンしか思い浮かばなくて、「これ……本当に書けるんかいな」と書いている私ですら思っていました。

  さらに、宝君が「首のない男」として出てきた時は、「誰、これ」と思いながら書いていました。

 あのシーンを書いていた時は、宝君の正体は、書いている私ですらわかっていませんでした。

 後、この「サイレント・ブルー」には私が体験したことをぶち込んで書いていますが、あれこれと事実とは違う部分もあります。

 千華子はレイキヒーリングで生活費を稼いでいますが、これはあまり考えられないことです。レイキ一本で、さらにネットだけの集客では、売り上げはありません。

 これは、千華子が「莫大なヒーリング能力を持つ」という設定の基のフィクションなんで、ご了承ください。

 証人保護プログラムを受けることも、日本ではありえないことなんですよね―。

 このお話では、千華子が受けてますけど、今の日本では「証人保護プログラム」はありません。これも知っておいてくださいね。

 それでは、ここまで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。長い長い話になりました。

 でもこのお話を読んで、少しでも「子ども」に関わるお仕事に就いている人達の大変さが伝われば良いな、と思います。

 そして子育てで頑張っているお母さんやお父さん達のことを考えてくれたらな、と思いました。

 また次のお話でお会いできたら幸いです。


参考文献

LDの(学習障害)の子どもたち 大月書店


自閉症の子どもたち 大月書店


保育カウセリング 滝口俊子 山口芳江著

              放送大学教材

月刊 日本の学童ほいく 

         全国学童保育連絡協議会


児童相談所は今 斉藤幸芳 藤井常文編著



 

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