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魔王と行く異世界道中  作者: ちとせ


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5

「もうどうにでもなれ・・・」


 人気の無い山奥で一人・・・


 突然、荒々しく声を上げた。

 そしてすぐに落ち着いて、炎と向き合っている。


 痛みを抱え、孤独と生き、一人で生きていくのか。


「なら、どうにでもなってもらおう・・・」


 彼に恨みはないけど・・・


 そことは違う世界で生きてもらおう。


 どうなるかは分からないけど、そことは違う生き方ができるかもしれない。

 彼が生きていく中で何が変わるかは分からない。

 何も変わらないかもしれない。


 それでもいいと私が思う資格はないけど。


 彼にも。

 私たちの世界にも。


 ほんの少しでも可能性を。

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