6/18
5
「もうどうにでもなれ・・・」
人気の無い山奥で一人・・・
突然、荒々しく声を上げた。
そしてすぐに落ち着いて、炎と向き合っている。
痛みを抱え、孤独と生き、一人で生きていくのか。
「なら、どうにでもなってもらおう・・・」
彼に恨みはないけど・・・
そことは違う世界で生きてもらおう。
どうなるかは分からないけど、そことは違う生き方ができるかもしれない。
彼が生きていく中で何が変わるかは分からない。
何も変わらないかもしれない。
それでもいいと私が思う資格はないけど。
彼にも。
私たちの世界にも。
ほんの少しでも可能性を。




