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魔王と行く異世界道中  作者: ちとせ


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12

「ん」


 ようやく見つけたか。


「そのまま彼についておきなさい。連中に見つからないように気を付けるのよ」


 早く離れておけばよかったのに、何故あの場にとどまったのか不思議なものだわ。

 いや、わたくしが去った後、彼らに詰められたのか?


 どういった経緯でそうなってしまったのか。それは今、どうでもいいことね。


 問題はその場所・・・


 最寄りまで向かうのにそう時間は掛からないけど、

「彼らの居城に移されたとなると、接触するのも難しいと思うよ?」

「ふぅん・・・」


 問題は彼らの懐に飛び込まなければいけないこと。


「下手をすれば国家間の問題になる。ただでさえ問題ばかりなのに、これ以上問題を起こるわけにはいかないよ」


 それももっともな話ではある。

 だけど、そのまま放置しておくわけにもいかない。


「仮にその彼が勇者だったら、僕らに危険が及ぶだろうし」


 勇者・・・忌々しい存在ではある。


「だけど、それは問題ではないわ」


 この問題の真意はそこではない。

 もっと根底的な問題がある。

 それを議論する必要は今はない。


 今、解決すべきは―――


「彼の確保を優先するわ」

「何でそこまでこだわるの?たった一人の、しかも見ず知らずの、敵になるかもしれない男のために?」

「敵になるとかはどうでもいいのよ」

「・・・なら何故?」

「決まってるでしょ」


 わたくしたちに牙を剥く存在かもしれない。

 もしかすると、わたくしたちは滅ぼされるかもしれない。

 それでも何故、彼にこだわるのか?


 決まってるでしょ。


「面白そうだからよ」


 それ以上に、理由は必要なくてよ。

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