表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王と行く異世界道中  作者: ちとせ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/18

10

「あの、話が見えないんですが」


 何か勘違いしているように思えるが、何をどう思っているのか理解しないことには話にならない。

 どうも、あの魔王が関係しているようだけど・・・


「詳しく言う必要は今はない」

「はあ」

「魔王の仲間かどうか。それが最も大きな問題なのだからな」


 とりあえず、魔王のことが気になるようだな・・・

 魔王ってのはそれだけヤバいってことになるけども・・・


「とりあえず、先に断っておきますが」

「何だ?」

「その質問を濁す理由はこちらにはありませんので、あったことをそのままお伝えしますよ。なので、妙な勘繰りはやめてもらえます?」

 こっちは隠す必要なんかない。

 別に何もなかったわけだし、仲間でも何でもないわけだし、妙に伺われても困る。

 とりあえず、断るだけ断っておかないと、こっちの立場が悪くなる。

「俺とは何もありませんよ。特に何もありませんでしたし」

 コーヒーを一杯出したくらいだし、特に何もないってことでいいだろう。

 それでもアウトだってなら話は変わってくるだろうけど、そこまで細かく必要もないしな・・・

「嘘偽りはないな?」

「そんなことで嘘ついても得はないですけども」

 ちょっと話しただけで友達でも何でもないし、庇う理由もない。

 何より、俺の身が危ない可能性もあるし、妙なことを言わないようにしないとな・・・

「・・・ふむ」

「いかがします?」


 ・・・考えるようなことか?


「あの、こちらからもお伺いしても?」

「貴様に質問権はない」

「OH・・・」

 これじゃあ話にならない。

 ここは大人しくしておくか・・・

「勇者レーダーに反応していたということは、この者も勇者であることに間違いはないのだが、これではな・・・」


 勇者レーダー・・・?

 どっかで聞いたな、そのワード・・・


 ってか、勇者であることに間違いはないとか言ったか?


 考えたくはないけど、それって間違いなく俺のこと言ってるよな?

 こういうこと言うと自惚れとか思われそうで怖いけど、話の流れ的に俺のこと言ってるんだよなぁ。


「魔王と関係がないと証明はできるか?」


 何となく分かるのは、魔王の存在を気にしていること。

 それから、どうにかして俺を勇者にしたいってことか。


「証明はできないですね」

「何だと・・・?」

 あまり良い質問じゃなかったにしても、

「お二人をはじめ、あなた方に関わる人があの場に誰もいなかったですよね?関係している誰かが見ていたならまだしも、あの場には俺とあの人しかいなかったわけですし、判断できる材料が全くない」

 こういう世界観だ。監視カメラみたいな物もないだろう。

 仮にあったとしても何より森なわけだし、リゾートホテルみたいなところじゃない限り設置はない。


 証明なんかできるわけがない。


「・・・牢屋に入れておけ」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ