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魔王と行く異世界道中  作者: ちとせ


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13/13

7

「さて、どうしたもんかな」


 魔王登場とか、どんなイベントだよ・・・


 なんっつー緊張感。

 当人は普通な感じ・・・いや、口調がそれっぽい気はしたけど、そういうのは普通だった。


 一方で物凄いオーラを放っていた。

 なんていうか、押し潰されそうって感じっていうか、体中に鉛を突っ込まれた感じっていうか。

 よく言うプレッシャーみたいな感じ・・・あれはそれに当たる気がする。


 あと不思議なのは、急に冷えだしたことか。


 日も出ているし、日陰にいるわけじゃないから、天候的な問題じゃない。

 かと言って風も吹いてないから、体感温度が下がっているわけでもない。

 だけど、しっかり冷えている。


 どういう仕組みなんだか・・・

 これもこの世界の不思議な仕組みなのか?


 まあ、考えても分からないものは分からない。

 とりあえず、

「片付けるか」


 魔王はここから離れることを勧めていた。

 確か、純粋種が来るとかどうとか。


 大体想像はつくけど、この世界で言うところの種族みたいなものだろう。

 ただ、そういう表現に覚えがない。

 何をどういう定義で純粋ってことにしてるのか・・・


「今回はスピード勝負かな」

 早く片付けたいなら、多少雑になっても仕方がない。

 カップとかカトラリーも洗わずにまとめるし、タープについた水滴も適当に払ってまとめる。

 本来ならきっちり洗ったほうがいいし、水滴を放置するとカビに繋がるから乾燥させるほうがいい。丁寧な片付けのほうが、道具も長持ちする。

 それをせずに立ち去ったほうがいいってことは、

「・・・その純粋種ってのは何かあるのか?」


「そこの男、動くな!!」


 いつの間にか大勢の兵士に囲まれていた。

「・・・OH」


 どうしてこうなる・・・???

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