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「さて、どうしたもんかな」
魔王登場とか、どんなイベントだよ・・・
なんっつー緊張感。
当人は普通な感じ・・・いや、口調がそれっぽい気はしたけど、そういうのは普通だった。
一方で物凄いオーラを放っていた。
なんていうか、押し潰されそうって感じっていうか、体中に鉛を突っ込まれた感じっていうか。
よく言うプレッシャーみたいな感じ・・・あれはそれに当たる気がする。
あと不思議なのは、急に冷えだしたことか。
日も出ているし、日陰にいるわけじゃないから、天候的な問題じゃない。
かと言って風も吹いてないから、体感温度が下がっているわけでもない。
だけど、しっかり冷えている。
どういう仕組みなんだか・・・
これもこの世界の不思議な仕組みなのか?
まあ、考えても分からないものは分からない。
とりあえず、
「片付けるか」
魔王はここから離れることを勧めていた。
確か、純粋種が来るとかどうとか。
大体想像はつくけど、この世界で言うところの種族みたいなものだろう。
ただ、そういう表現に覚えがない。
何をどういう定義で純粋ってことにしてるのか・・・
「今回はスピード勝負かな」
早く片付けたいなら、多少雑になっても仕方がない。
カップとかカトラリーも洗わずにまとめるし、タープについた水滴も適当に払ってまとめる。
本来ならきっちり洗ったほうがいいし、水滴を放置するとカビに繋がるから乾燥させるほうがいい。丁寧な片付けのほうが、道具も長持ちする。
それをせずに立ち去ったほうがいいってことは、
「・・・その純粋種ってのは何かあるのか?」
「そこの男、動くな!!」
いつの間にか大勢の兵士に囲まれていた。
「・・・OH」
どうしてこうなる・・・???




