表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
《PV10000突破》ユダの黙示録  作者: 神代リナ
第零章 砕けた氷
50/73

第四十五話後編 前線基地での日常Ⅰ

 軍人さんに着いて行って着いた先は……プライバシーとかそれ以前にそもそもの耐久性とかそこら辺に多大な疑問を抱かざるを得ない仮設感満載のそれなりに大きな建物だった。


「……ここ、ですか?」


 思わず、尋ねてしまう氷華。


「はい、こちら基地建設中の隊員用の仮説シャワー室です。あ、ちゃんとお湯は出ますし、男女で分かれてますよ」


「……それは、ありがたいです」


 ひょっとしたら、お湯出ないんじゃない?

 とか思ってたんだけど許された。

 ……許された? それでいいのか、私……。


「では、ごゆっくり。女性隊員が後から衣類の回収及び着替えの用意を行いますのでご安心ください」


 彼が去って行ったのを見送った後、建物に入る前に氷華が呟く。


「……なんで服のサイズとか分かるんですか?」


「そりゃ、私たち魔術師のあらゆるデータは軍や政府のデータサーバに保存されて、共有されているもの。それこそ、身長とかバストとかまで」


「……プライバシー保護とかって考え、ないんですか?」


「ある訳ないじゃない。魔術師なんてそんなもんよ」


 はぁ、とため息をついてから、諦めたように氷華はドアを開けて中へと入る。

 ……まぁ、頑張れ。

もし良ければ、高評価やブクマの方をよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ