坂上忍
それはある冬の日の事だった...
俺は高校生の田中智樹。俺が2歳の頃に両親が他界し、バイトで稼いだなけなしの金で兄弟を養っていた。いつものようにバイトを終わらせて家に帰っている途中に事件は起きた。「オイ、そこの兄ちゃんちょっと待てや。」後ろから声が聞こえた。恐る恐る振り返ると5匹の犬を連れた坂上忍が立っていた。後ろに立っていた坂上忍を見て思わず「バカな...」と声が漏れてしまった。思わず漏れた言葉に忍が反応した。「なんで生きてると思う?」俺は右手に持っていたファミチキを頬張りながら「後ろにUFOが!」と嘘をついた。とてつもないスピードで後ろを振り返る忍と犬達。そのスキに俺は道に落ちていた自転車で逃げだした...はずだった。自転車にはクリスマスツリーにしか付かないイルミネーションの様なLEDライトと大きなスピーカーが付いており、恥ずかしすぎてこれで逃げる気にはならなかった。俺は逃げることを諦め「今日から{バイキングMORE}のメンバー入りか...」と落胆していると横から高校の古文の先生が「ん゛!」と放ち、その瞬間、ワイは首を切られて死んだんや...「っていう話があるんですけどどうですか?坂上さん。」ここはバイキングMOREの撮影現場。4年間口を開かなかった伝説のガンマン坂上忍が遂に口を開いた。
「こうやってさぁ~僕が出演者だからって僕の名前を気軽に出していい訳?これさぁ~完全にパワハラだと思うんだよね~」
その言葉によって現場は一瞬で笑いに包まれ、笑顔の忍は熔岩炉に飛び込んだ後にこう言ったという。
「i'll be back」
~BAD END~