表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

Nシリーズ

勘違いの騎士と賢い従者Ⅲ

作者: 若松ユウ

某漫才コンビのパロディー、まさかの第三弾です。

Kan様のリクエストで書きました。反省はしてますが、後悔はしていません。


「昨日の晩、小説家になれたらというサイトで」

「なろう、ね。仮定形じゃない」

「いろいろ調べてたら、また面白い推理作家さんを一人見つけたんですよ」

「というと?」

「成宮りんさんって知ってます?」

「今更だね。前回の最後に、名前だけ出してたじゃない」

「今日は成宮りんさんについて調べてきたので、お話しさせていただきます」

「大丈夫かな」

「成宮さんは、一九八二年、東京都に生まれ、ドラマ『ごくせん』で」

「待って。いま、その男性俳優の話に触れてはいけない。ちゃんと本人を紹介して」

「ファザコン中年刑事とシスコン男子高校生の愉快な非日常シリーズを始め、数々の推理小説を投稿されている作家さんです」

「凄いよね。シリーズ七作ですよ。――カンペ見ずに言えたら、もっと良かったんだけど」

「何が凄いって、まずタイトルが凄いですよね。だって、ファミコンとシスコーンですよ?」

「ファザコンとシスコンだって。調子に乗ってると、任天堂と日清食品に怒られるよ」

「最近では、ドラえもん、違うな。野比のび太、違うな。えーっと」

「エビエビ太だよ。また、そうやって雑な覚えかたをする」

「『広島県警刑事部捜査1課強行犯係備品、エビエビ太ですっ!!』という長編小説を完結されました」

「そこは見ないで言えるんだね。どんな思考回路をしてるんだか」

「この作品も、設定が凄いですよね。なんてったって、読んだ後にエビの握りが食べづらくなる、という副作用があるんですから」

「まあね。口に運ぶ前に、ちょっと脳裏によぎるよね」

「そんな成宮さんは他にも、『華麗に冒険してはいけません』というヒューマンドラマや」

「カレーで、ね」

「『オレンジの猫2匹が美人化して、猫の集会に連れて行ってくれたんだが』というローファンタジーに」

「俺ん家の猫2匹が擬人化、ね。飼ってた猫が、人に化けたってこと」

「『初カープが唇に触れる時季』という恋愛小説」

「初恋だよ。鯉違いだ」

「それから『とりあえずやってみたあれこれと、2次創作について思うところを述べてみた。』というエッセイなど、推理ジャンルという枠にとらわれず、様々に執筆されていまして」

「ねえ。チェレンジ精神が旺盛……って、どうしたの?」

「長いタイトルが多すぎて、動悸、息切れが」

「運動不足だね。そんなに長かったかな? 成宮さんの作品の中では、比較的短いほうだと思うけど」

「これはもしや、昨日の晩に食べたエビフライの呪いか!」

「訳のわからないことを言わない。話を戻して」

「昨日の晩」

「また頭出しする。もういいよ、そのネタは」

「へい。お次は、何を握りやしょう?」

「エビから離れて」

「成宮さんは作品だけでなく、カッポウ(割烹/活報)も面白いんですよ。――整いました!」

「その人も、触れないほうが良いかな。あと、うまいこと言っただろ? みたいなしたり顔をやめなさい」

「それでは皆さん、この機会に是非とも、鏡音リンさんを覚えて帰ってください」

「それは最早、なろう作家でもないよ。いい加減にしなさい」

「「どうも、ありがとうございました」」

そろそろ怒られそうな気がしてきました。本当に、申し訳ございません。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] ありがとうございます!! [一言] わーい、ネタにしてくださって、ありがとうございました!! 気づくのが遅れてしまいましたが……( ノД`)… ファミコンとシスコーン(笑) エビは、私も…
[良い点] このシリーズ、私のツボにどハマリです(*^_^*) できれば、この先も続けて頂きたいですね♪♪ [一言] 成宮様の作品は面白いですよね〜。 まず、タイトルで惹きつけられます。 絵も素敵です…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ