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神さまを自称するw
「どうして、死んでしまったの?」
「熱中症で」
天使候補の言葉に、面接官は、ああ、と頷いた。
「ここ数日、いきなり暑くなったものね」
「そうですね。私、きぐるみ師で」
天使候補が苦笑して言った。
「遊園地でグリーティングやっていたんですけれど、やっと休憩ってところで幼稚園の遠足かなにかかな?の集団に見付かってしまって」
「捕まっちゃった?」
「アテンドさんが、もう帰る時間だからって、逃がそうとしてくれたんですが、園児は言うこと聞かないし、保護者はモンスターだしで……。引率の先生も、帰してあげてって言ってくれたけれど、園児も保護者も聞かないわ逆ギレするわ」
天使候補は、やる方なし、と首を振った。
「結局ひとりひとりと写真を撮る羽目になって、ただでさえ暑さと水分不足で死にそうだったのに、耐えられるはずがないですよね」
ため息を吐いた天使候補が、はっと冷たい笑みを浮かべた。
「気力だけでバックヤードまでは行きましたけど、そこから記憶がありません。……お客さまだからなんて気を遣わず、いっそ、あいつらの目の前で倒れてやれば良かった。スタッフに礼儀を払えない客なんて、客じゃねぇよ」
「……それでも、バックヤードまで頑張ったんだね」
「別の家族連れがいたんです。子供がこっちに駆け寄ろうとしたの、お母さんが止めて、モーモはご飯の時間だから、ご飯が終わってから遊ぼうねって。あの親子の前で倒れるなんて、出来ないですよ。私は、モーモなんだから」
m(__)m




