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結構真剣に恐い
「どうして死ぬことに?」
「イベント恐い!」
唐突に、天使候補はそう叫んだ。
「はっ?ば、イベント、ですか?」
「大規模イベントで転んで、踏み殺されました!」
「お、おう……」
あまりの勢いにちょっと引いた面接官を見て冷静になったのか、減速した天使候補が項垂れる。
「開場時に前の方にいて、すごい気迫と勢いでびっくりして、足元が疎かになってしまって転んで、転んだやつなぞ知るかと言う勢いでひとが押し寄せて、なにも出来ずに揉まれて意識を失って、そのまま」
「うわぁ……」
「よくわかりました」
「なにがですか?」
「イベント初心者は、旬ジャンルで、前方に立ってはいけない」
「アッハイ」
m(__)m




