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とてつもなく不謹慎です

 

 

 

「死因は?」

「おもちを、喉に詰まらせて……」


 天使候補の回答を聞いた面接官が、あーあれね、とでも言うように頷く。


「よくあるやつですね。わかりました、じゃあ」

「待って!!」


 堪えかねたように、天使候補が待ったをかける。


「やめてそんなひとの死因を三丁目の田中のじいちゃんが徘徊してるみたいなノリで流すの!!あーまたかみたいなその感じ!!」

「ええ?あー、オキノドクサマデシタ?」

「棒!読み!やめて下さいよひとひとり死んでるんですよ!?」

「ひとくらい死にますよ。いくらでも」

「そうかも知れないけどお!」


 天使候補が泣きそうな顔で机を叩く。


「あなたにとっては日常茶飯事でも、わたしにとったら人生一の大事件だったんですう!そんなどうでも良いことみたいに聞き流さないで下さいいい!!」

「そう言われても、アジアでよくある死因ですし。この時期は特に多いですよ。蒟蒻畑による窒息死の比じゃないです。なぜ餅は良くて蒟蒻畑は駄目なのか。理解に苦しむ」

「うわぁ私怨込みの感想!おもちだから?おもちだからいけないんですか!?蒟蒻畑を喉に詰まらせて死ねば良かったの!?」

「あ゛?」


 面接官が思いきり、メンチを切った。


「お前マンナ○ライフさんの努力を水泡に帰させるようなことすんじゃねぇよこの糞アマ。蒟蒻畑喉に詰まらせるようなド阿呆は霊どころか魂ごと消滅させて輪廻とオサラバさせっぞ、ぁあ゛ん?」

「蒟蒻畑モンペだった!!すみませんおもちですわたしはおもちで死にました」

「死因を適当に流されたくなかったら、次はもう少し気を付けて生きて下さいね」

「ハイ……」

 

 

 

m(_ _)m

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