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切実(・_・)
「死因は?」
「火事です」
即答したあとで、天使候補は両手で顔を覆った。
「って、言えたら良かったんですけどね……」
「違うん?」
「違います」
天使候補が首を振る。
「普通に、通り魔殺人です」
「普通に通り魔が出る世界は嫌だけど、なんで嘘吐いたん?」
「放火魔の方がありがたかった!」
天使候補は、べしん、と机を叩いた。
「なんでよ?」
「遺品整理されたくない!特に親には!!」
「んん?仲悪いん?」
「仲は普通!でも、だから」
天使候補は、ううっと唸ってから、
「積み荷を燃やしてェっ!!」
そう声を大にして訴えた。
m(__)m




