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前話を投稿先間違えて投稿してしまったので
前話に正しい方を割り込みさせました
ハロウィンがいつかいつもわからなくなる
「死因を聞かせ……ひっ」
死因と聞いた途端雰囲気を変えた天使候補に、面接官がびくりと肩を揺らす。
「ああ失礼」
そんな面接官に気付いて天使候補はふわりと空気を和らげた。
「すこし、苛立つことがあったもので」
「それで、死ぬことに?」
「ええ」
「……詳細を、聞いても?」
恐る恐る訊ねた面接官に、天使候補が苦笑して答える。
「済みません、恐がらせてしまって。わたし、フランチャイズで店長やっているんですけれど、ハロウィンで興奮した気違いに店を襲われまして」
「うわ」
「前もって、ほかのスタッフは帰らせておいたので良かったんですけどね、そのせいで、暴徒を抑えられる人手もなくて」
ふう、と、天使候補は溜め息を吐いた。
「どうにか一般客を逃がして、店壊されないように対抗しようとして、ま、無理ですよね。どこもかしこも気違いだらけで、警察も手一杯だし」
「それは」
「と言っても、一度は一喝して退けたんですけどね」
「え……?」
天使候補が静かに嗤う。
「怪我で辞めましたが、元々は漁師で柔道も有段者なもので。怒られてビビって尻尾巻いて逃げ出して、武器持って徒党組んで戻って来たんですよ」
「うわ」
「うっかり殺しそうになっちゃって、慌てて手加減した隙を突かれました」
「うわぁ……」
m(__)m




