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まぁ大丈夫でしょう
「死因は?」
「打撲?いや、頭蓋骨陥没か、脊髄損傷?」
「とりあえず、なにかにぶつかったんだね?」
「そうです」
天使候補が頷いて続ける。
「地震で棚の上からものが落ちて来て、下敷きに」
「地震、そんなに大きかった?」
「いや、元々の置き方が悪くて、小さな揺れで落ちて来ちゃったんです。バランス悪い置き方してあって、いつ落ちてもおかしくない感じだったから。でも、直すの面倒で、そのままにしてて、それが」
天使候補は眉を下げると、ため息を吐いた。
「どうして人間って、自分は大丈夫って思っちゃうんでしょうね」
m(__)m




