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虚構世界の弓使い  作者: 釜飯より生まれし男
14/17

ぼっちとフレンド

今回は短めです

「はぁー負けましたね〜」


「負けちゃったね」


イベント終了後セーラとサキはアルーニマのとあるベンチで休んでいた。


「セーラさんが結構倒してたから勝てると思ったんですけどね〜、後半誰も来なかったのが痛いですね。私達の方から狩りに行くべきでしたよ」


「別にいいじゃない勝てなくても」


「そうは言いますけどセーラさんもう少し倒してたら撃破数1位でMVP取れたんですよ⁉︎」


サキが悔しそうに憤る。

イベントの結果はセーラたち赤チームの敗北だった。

また撃破数が1番多いプレイヤーにはMVP報酬として何かが貰えたらしいがセーラは2位どまりだったのだ。


「まぁいいですよ。私はセーラさんと一緒に戦えただけで満足です。明日学校で友達に自慢できますよ!」


「サキは学生なの?」


「え、はい。ピチピチの高校一年です」


「実は……私も」


「そうなんですか⁉︎あ、そうだ!」


セーラの前に突然画面が出現する。


「これは」


「フレンド申請ですよ!フレンド同士ならお互いにメッセージを送れたりするんですよ。ログイン状況もわかって便利です!」


……フレンド

……ふれんど

……friend?

……ふりえんど?


「フレンドーーー⁉︎」


「え、そんなに驚く事ですか?もしかしていやだっ「ぜぜぜぜんっぜんそんな事ないよ‼︎うん‼︎こちらこそよろしくね!」


「は、はい」


「じゃあ私はそろそろログアウトするわ」


「そうですか。あ、セーラさん!」


「……うん?」


「明日ここに来れませんか?一緒に遊びましょうよ!」


「……わかった。また明日」


「はい!また明日!」







「…………」


瀬奈はログアウトしてからしばらく呆然としていた。

しかし次の瞬間


「ぃぃぃぃぃぃいいいいやっほぉぉぉぉぉぉぉう‼︎」


……ゲームの中とはいえ初めての「フレンド」に瀬奈のテンションは天まで突き抜けていた。


「ちょっと瀬奈ーーー‼︎うるさいわよーー‼︎」


下にいる母親から注意され、ごめんと返すと瀬奈はベットに倒れこむ。


「えへへ……」


明日からはサキと一緒に遊べるのだ。

誰かと一緒に遊ぶ経験がない瀬奈にとってこれ以上嬉しい事はない。


「明日が楽しみだな〜」


そう言って瀬奈は眠りについた。


この作品の更新を楽しみにしている方にはとても申し訳ないですがおそらくあと3話ほどでこの物語は終わります。


すいません、もとより長続きさせる予定はなく、こんなに評価してもらえるとは思わなかったんです。


いろいろと不満はあると思いますが完結まで全力で書き?ますのでお付き合いしていただければ幸いです。

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