表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
虚構世界の弓使い  作者: 釜飯より生まれし男
10/17

ぼっちとイベント1

ネタが続く限り突っ走りますよ〜

あと6話ぐらいで終わりそうですけど

あのボス戦から二ヶ月後セーラにあるメッセージが届いた。


「運営からイベントのお知らせ?」


何でも一定の実力を持っているプレイヤーが参加可能なイベントらしくセーラもそれに招待されたのだ。


セーラはそれに参加するとの返事を送ると再びフィールドへ飛び出した。











『さぁみなさんお待たせしました!いよいよアナディン二回目のイベントが始まります!実況は前回に引き続きガイド役のガイ子がつとめます‼︎』


彼女の明るい声に観客から歓声がわく。

実はこのガイ子そこそこのプレイヤーから人気があるのだ。すでに同人誌のネタにされてるとかないとか。


『それではルールの説明をします‼︎今回はチームバトルとさせていただきました。参加者を赤チームと青チームに分け専用のフィールドで戦ってもらいます。時間内に生き残っていたプレイヤーが多いチームが勝ちです!また倒した敵の数によってチームにかかわらず表彰されるので頑張って下さい!皆さんがどのチームかは先ほどメッセージを送りましたので確認してください。1時間後に開始です!』


ガイ子の解説が終わると同時に参加者が専用フィールドに飛ばされる。

セーラはメッセージを見て、自分が赤チームであることを確認すると移動を始めようとした時


「あ、あの‼︎よければ一緒に行動しませんか⁉︎」


突如声がかかる。

びっくりして振り向くとそこには薄桃色の髪をしたセーラと同じ獣人族の少女がいた。

セーラは彼女に既視感を覚えた。


「あ、え、その、えと」


「あ、驚かせてしまったらすみません!実は私この手のイベントが苦手で…前回も始まってすぐにやられちゃったんです。普段一緒に遊ぶ友達も今回は別チームで…」


少女は慌てて説明してるが突然のことに大パニックのセーラは半分も聞いていない。

今までのセーラなら逃げようとしたが今回は逃げなかった。

そう、あの触手焼きの店主との会話によってセーラのあがり症は改善されつつあったのだ。


「えーと、うん、わ、わたしでよければ…」


「本当ですか⁉︎あれがとうございます‼︎あ、私の名前はサキっていいます。」


「私は…セーラ…だよ」


相手の自己紹介にセーラも応える。

しかしその瞬間相手…サキは目を見開き


「セセセセセセーラさん⁉︎あの⁉︎」


「あのって…私のこと…知ってるの?」


「知ってるも何も!1のボスソロ撃破最速のカルロスさんの記録を破り総合2位の座に突如現れた。誰も見たことのない幻のプレイヤー、それがセーラさんなんですよ⁉︎」


(ナニソレ シラナイ )


突然の情報に頭がこんがらがるセーラ。


「私って…そんなに有名だったの?」


「ええそりゃもちろん!だから姿なき弓兵の正体はセーラさんじゃないかってみんな噂してるんですよ〜」


「姿なき弓兵?」


「ピンチのプレイヤーをどこからか助けてくれる謎の弓使いのことです。礼を言おうとしてもあたりに誰もいないからこう呼ばれてるんですけど…やっぱりセーラさん何ですか?」


「…………多分…私」


「やっぱりそうなんですか⁉︎いや〜こんなとこで会えるなんて嬉しいな〜」


自分が知らないうちにすごく有名になっていることに驚愕するセーラ。

同時に彼女に対する既視感の正体が分かった。

以前自分が助けたパーティーの1人が彼女だったのだ。


(でもそれだけじゃないような…もっと前に会っているような…)


そう思って記憶を探るが思い出せない。


「あの、セーラさん?そろそろ移動しないと始まっちゃいますよ?」


その声にはっとして移動を始める話し合った結果ここから少し離れたところにある高台に移動することになった。


それから数分後甲高い笛のような音がフィールド中に鳴り響く。


セーラにとっての初イベントが始まろうとしていた。




二か月経ってるからセーラちゃんも強くなっています。新しいスキルは登場した回に説明します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ