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世界について調べてみた(世界設定を一部紹介)

地図付きの設定回です。下手絵で済みません。

個人的に後半部分が重要、できれば読んでほしいです。

 狩猟都市ハイロウに拠点を移して6ヶ月、俺は何も魔物狩りだけをしていたわけではない。冒険者ギルドで仕事を受ける傍ら、この世界に関する情報収集も行っていた。流石は商都連合の一角というべきか、狩猟都市は人口が10万を超える大都市なためか、中心部に大きな図書館が有り、そこに通っていたのだ。


 俺が主に調べていたのは3つの事に関してだ。


 まず最初が、この世界に存在する国々に関してで、調査内容を元に脳内で地図を描いてみたのがこれだ。


挿絵(By みてみん)


 だいぶ雑な地図に見えるだろうが、俺の想像力の限界なので勘弁してほしい。地図を見てもらえるとわかるが、国の大きさは、王国>帝国>魔王国>商都連合の順で、国力に関してもその順と考えてもいいらしい。

 赤字であるように、王国は現在、獣人国に侵攻中であるが、未だ決着がつく気配は無いそうなので、この国力差でよく戦えているものだと思う。王国が魔王国や帝国を警戒する必要があり、全力で戦えているわけでは無いことも、攻め切れていない要因となっているらしい。


 地理に関して、商都連合で初めて知ったことは、魔族領とエルフ領の位置についてだ。これらの名称は俺が暫定的に読んでいるだけで、調べた資料には実際は、魔人族と樹人族の生息地として記載されていたものだ。獣人国に関しても同様で、正式な文書では、国と認めるような記載は無かったが、いくつかの記載を見る限り、獣人達は国と言っても差し支えない集合体を結成しているようだった。


 ちなみにこの地図は、上が北で、下が南となっており、北に行くほど寒く、南に行くほど温かい地域となっている。そのため魔族領は広いが、草木の生えない不毛の地であるし、帝国領も作物が育ちにくく、王国領に比べて貧しいらしい。


 一応、俺が歩んできた道を思い出して見たので、こちらも見てほしい。


挿絵(By みてみん)


 こう見ると俺も遠くに来たものだと、改めて感じられた。一応の目的地を、種族による差別の少ない、迷宮都市か魔王国としている事を考えると、丁度半分くらいまで来たと思っていいかもしれない。



 次に調べたことはレベルに関してだ。


 この世界ではレベルを上げることで様々なメリットがあると予想はしていたが、調べてみると事実として判明していることは少なく、眉唾ものの話は多数存在した。事実とされているものだけを挙げると、次の通りだ。


・パラメータに補正が掛かる

・寿命に補正が掛かる(若さを保つ)

・消化能力の向上、排泄回数の減少

・スキルを習得することがある


 この中で寿命に関しては、普人族の場合、レベル30で100年ほど、レベル50で150年ほどになるそうだ。中には、レベル70を超えた賢者が250年生きた記録もあった。どうやらレベルを上げることで、年をとっても戦闘に適した若い状態を保てるらしく、女性の冒険者が意外に多いのはきっとこの所為だろうと思う。

 なお、スキルを習得することが有るというのは、任意でスキルを取得している俺には無関係だし、パラメータの補正に関しても今更だ。


 まあ高レベルのメリットは「高レベルの冒険者はいつまでも若々しく、う〇こをしないという」という噂が全てを物語っているといってもいいかもしれないな。


 もちろんメリットだけでなく、デメリットも存在する。身近なところでいくと、活動に必要なエネルギーが増えるということだ。食費がとんでもないことになっているのは、レベルの所為でもあるようだ。


 あと、レベルが上がるメカニズムに関しても調べてみたところ、本当かどうかは不明だが、いくつかの説があったので、そのうちの一説を紹介しよう。


 人や魔物には、魔素というものが含まれているらしい。人や魔物を倒すことで魔素を回収し、一定量貯まった段階で、魔素の質を上げることが、レベルアップというものなのだそうだ。

 ここで注意すべきなのは、同種の魔素を回収できないということで、通常は普人族同士では魔素の回収は不可能らしい。ただし、人が多くの悪事を働くことで、魔素が濁るそうで、そうなると普人族同士でも魔素の回収が可能とのことだ。

 つまり、同種族でモラル値の高い者同士、低い者同士では経験値を得ることは出来ないが、高い者が低い者を倒すか、低い者が高い者を倒す場合は、経験値を得ることができるのだ。

 俺の場合、固有スキルで隠蔽されて、種族表示が普人族となっているものの、実際の種族は異世界人だ。モラル値に関係無く、経験値を得ることができるだろうが、流石にレベル上げの為に人を殺すというほど外道では無いので、あまり関係の無い話である。


 他にパーティでの経験値分配や、ギフトスキルでの取得経験値の違いについて、自分で試して調べたことも復習しておこう。

 想定通りのこととしては、経験値は止めを刺した人に多めに分配されるということだ。これは、スズとマシロのレベルが順調に俺に追いついてきていることからも明らかだ。

 実験してみたこととして、ノルンがレベル5になった後に、同じくらいのレベルのオークのみを狩って、レベルが上がるまで何匹掛かるかを数えることにした。ノルンのレベルが5から6になるまでは、俺が全て止めを刺し、24匹目でレベルが上がった。後日、レベル6から7までを、コテツとアンズに止めを任せたところ、45匹目でノルンのレベルが上がるのを確認できた。

 もし俺が止めを刺した場合にのみ、ギフトスキルの効果で経験値が3倍になるなら、レベル6から7までのオークの数が、5から6までの数の少なくとも3倍以上にはなるはずだ。実際の結果は2倍程度であり、レベルが上がって必要な経験値が増えた分と考えて良さそうだ。

 この結果を見る限り、俺が止めを刺した時点で経験値が3倍になるのではなく、分配されて俺に経験値が入る時点で3倍になるのだろう。経験値を効率的に稼ぐために、俺が止めを刺す必要が無くて本当に良かったと思う。


 また、この実験中に思ったことがもう1つあり、それはレベル上がるのに時間かかり過ぎじゃね?ってことだ。ノルンがレベル5から6に上がるまでが、スズとマシロに比べて、明らかに時間が掛かっていたのである。

 たぶんこれは、パーティで経験値分配される際に、レベル差の所為で分配される量が少ないためだと思うが、スズとマシロの時は何故早くレベルが上がったか思い出すと、要因は1つしかなかった。

 レベル7から8までは、俺がノルンを背負ってレベル上げをすることで、オーク21匹でレベルアップと相成った。その後、レベル20になるまでノルンを背負って、レベル上げをし続けたのは言うまでもない。

 レベルが近くなってくると、この合体式パワーレベリングの効果が薄まっていくのを、体感的に感じたので、レベル20になってからはノルンにも、魔法で戦ってもらっている。


 この経験値分配についての俺の仮説は、レベルによって分配される経験値の割合が異なるが、密着している場合は一緒くたに分配され、その後に等分されるのではというものだ。わかり易く言うと、密着している俺とナオちゃんとノルンの3人分の経験値がまとめて分配されたあと、3人で仲良く等分するということだ。

 これが正しければ合体式パワーレベリングは、低レベルのノルンが早くレベルが上がり、高レベルの俺がレベルが上がり過ぎるのを抑制できる、一石二鳥の手ということになる。


 ここまでうだうだ書いてきたが、経験値に関して重要なことをは以下の3点だ。


・ギフトスキルの効果は、経験値の分配後に掛かるため、俺が止めを刺す必要はない

・経験値は止めを刺した人に多めに分配される

・低レベルのうちは合体式パワーレベリングが効率的


 以上だ。今後、新たに低レベルの仲間が増えた場合は、この手法を用いて、効率的にレベルを上げて行こうと思う。



 最後に調べたのが、パラメータについてのことだ。


 図書館でパラメータについて書かれた本を見つけたので、各パラメータの説明をしておこう。


・筋力は力を使うほど上昇し、力が強くなり、武器での攻撃力に影響する

・耐久は体力を使うか肉体のダメージを受けるほど上昇し、防御力・回復力に影響する

・敏捷は速く動いたり考えたりするほど上昇し、行動と思考の速さに影響する

・器用は物を作ったり繊細な作業を行うほど上昇しやすく、攻撃の命中力や物の製作に影響する

・精神は年齢に従って上昇し、特に厳しい環境で上昇しやすく、魔法への抵抗力と魔力の回復速度に影響する

・魔力は魔法を使うほど上昇し、魔力量と魔法威力に影響する


 と、ここまでは俺の鑑定で、各項目を見て分かったことと一緒だったが、注意書きとして以下の記載があった。


・筋力が器用を大きく上回る場合、力加減が上手くいかなくなる

・耐久が精神を大きく上回る場合、本能の抑制が効かなくなる


 つまり、パラメータを上げる時はバランス良く上げないと、日常生活に支障をきたすという事らしい。耐久と精神については逆もありえて、精神が耐久を大きく上回る場合は、本能が働きにくくなるのだろう。俺の相棒が、転生直後に元気が無かったのは、きっとこの所為だ。

 なおこの現象は、急激にパラメータが変化し、バランスが崩れた場合に起きやすく、しばらくすると慣れて、問題は鎮火していくそうだ。


 そして本の最後に、袋とじの部分がありデカデカと『夜のパラメータ講座』と記載されていた。思わず袋とじを開いてしまった俺を非難出来る男はいるだろうか?(いやいないはずだ)

 結局は図書館の職員にバレて、本の買取と罰金を含めて小金貨2枚(20万円)を支払う羽目になり、この本は今も俺の収納の片隅でほこりを被っている。なお、袋とじの中には、次のような記載があった。


・筋力:それは屹立する男の雄々しさと硬さの証

・耐久:これを上げれば一晩中でも大丈夫

・敏捷:ラストスパートはスピードも大切、でも加減は必要だぞ

・器用:テクニックを磨けば、相手はもう君の虜だ

・精神:時には我慢も大事、早すぎて呆れられるなよ

・魔力:特殊なプレイに魔法は必須、マンネリ解消に役立つぞ


 なるほど、勉強になる……個人的には魔力が必要な特殊プレイに興味があったが、通常プレイもまだな俺には、まだ早すぎる。今は、耐久と器用を磨いて実戦に備えるべきだろう。


 とまあ、パラメータについて新たに分かったことは、これくらいだ。



 最近、耐久値が上がって来たせいか、精力が増してきてヤバい。ナオちゃんがいなかったらスズ達に手を出してしまっていたかもしれない。もう少し成長してくれたら、それも有だが、流石にあの見た目の少女に手を出すのは拙いだろう。

 

 てなわけで、ナオちゃん、今日もよろしく頼むよ。俺にはもう、ナオちゃん無しの性活なんて考えられない、これからも末永くよろしくお願いします。


 そうしていつものように、ナオちゃんと一緒に床に就き、日課をこなして眠りに落ちる。最近良く感じるようになった、肉食獣のような視線は、できれば気のせいであってほしい……。



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