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俺の趣味とかではない、これは仕方ない事なんだ

少々、下品で汚い表現が含まれますので、ご注意ください。


作者の変態性が垣間見える話になりました。

 スズを背負った俺は、野営用に大き目の石と小枝を拾い集めつつ、街道を東に進む。もう街からは充分に離れており、振り返ってみても街の明かりは見えない。


 そろそろ大丈夫だろう、あまりスズに無理をさせるわけにもいかないし、この辺で野営にしよう。


 街から離れて安心した所為か、俺の腹の虫が「グゥー」と鳴くと、それにつられるように背中のほうからも「くぅ」と聞こえてくる。野営の準備を始めるためにスズを地面に降ろす。

 寒さの所為か、スズの身体は冷え切っており、顔色も良くない。動いている俺には肌寒い程度でも、麻痺して動けないスズは、身を震わせて体温を上げることもできない。まずは、スズの横に道中に集めた石でかまどを作り、集めた小枝に【着火】の魔法を使って火をつけ、焚き火を作る。

 これで暫くは大丈夫だろう。ナオちゃんには追加の枯れ木を集めてもらうために、一旦別行動をさせ、俺は野営の準備の続きをする。


 少し余裕ができたため、グレートバイソンの干し肉を一切れ口に放り込み、硬い肉を咀嚼しながら、野営の準備を始める。簡易テントを取り出し、干し肉を飲み込もうとした瞬間、強烈な吐き気を催してしまい、近くの草むらに吐き出した。物を食べるという日常に戻って、気が緩んだ所為だろうか、命を奪ったことへの忌避感が俺を襲う。


 うへぇ、気持ち悪い、油断した瞬間に来たな。俺も案外まともな神経してたってことかね。


 水で軽く口を漱いで、焚き火の近くに簡易テントを手早く組み立てる。野営の準備も完了し、気分を落ち着けてからスズの許に戻る。焚き火に照らされたスズは目を開けており、どうやら気が付いたようだったが、顔色は多少はマシになったとはいえ、まだまだ寒そうだ。


 早く飯を食わせてやりたいところだが、その前に解決すべき問題がいくつかあった。これまで敢えて気づかないふりをしてきたが、いいかげん覚悟を決めるべきだろう。


「スズ、ごめんな。これからすることを許してくれとは言わないが、我慢してほしい」


 俺はそう言うと、まずは自分の防具を脱ぐと、スズの服を脱がしにかかる。スズは顔を真っ赤に染めて「うー、うー」唸って嫌がっているが、麻痺の所為で俺のされるがままだ。


 今の俺ヤバすぎるな、完全に犯罪者の所業だよこれ……。決して俺の趣味でやってるわけじゃないぞ、これは仕方ない事なんだ。ドキドキなんてしてない、ホントダヨ。


 下着も脱がせ、服を完全にはぎ取ると、片腕を両膝の下に差し入れ、スズの矮躯を抱え上げる。唸り声が激しくなるが、努めて無視し、下半身を【洗浄】魔法で洗い流した。スズの名誉のため明言はしないが、いろいろ垂れ流しだったのである。全身が麻痺しているのだから仕方のない事だろう。


 こういうの特殊な人達にはご褒美なんだろうが、俺はそっち方面の趣味は無い。さっさと固形物と液体を洗い流して綺麗にしてから、俺の上着の前側を開けて、スズを俺のシャツの中に放り込んだ。シャツの首回りを軽く引き裂いて、首から上だけを外に出してやる。転生後に痩せといたおかげ、緩めの服にはスズ1人くらいの余裕は充分にあった。

 そのまま簡易テントに入って、毛布を羽織る。ここまでやれば、防寒に関して問題無いだろう。身体を温めるためには仕方ないのだ、多少の役得は許してくれるだろう。


 スズの蒼白だった顔も良くなったか……いや、単に羞恥で真っ赤になってるだけだ、これ。


 目を白黒させてたスズだが、しばらくこの状態でいると、唸り声も止み落ち着いてきた。単に諦めたのかもしれないが、そうだとしても好都合だ。最後に食事の問題も残っている。


 ダメ元で干し肉を、スズに食べさせようとしたが、口をもごもごするのがやっとで、やはり食べるのは無理そうだ。次に水を飲ませてみると、ギリギリ飲み込むことはできるようだ。どうしようかとしばらく悩んでいると、某アニメ映画のワンシーンを思い出す。動けない相手に干し肉といったらこれしか無いな。


 俺は、念入りに水で口を漱ぐと、干し肉を一口分噛み取り、充分に咀嚼する。スズのほうを見ると、俺がこれからすることに気付いたのか、一瞬躊躇した後に、ゆっくりと口を開けてくれた。干し肉を少量ずつ、口移しで食べさせていく。


 暫く口移しで食べさせていると、だんだん楽しくなってくる。愛おしいと思う気持ちも段々と増していくのを感じた。スズがさらに可愛く見えてきて、俺の理性は持つのだろうか?


 それにしても、こうして世話してみると、あの変態領主の気持ちも解らなくはないな。


 抵抗のできない相手の世話をするというのは、独占欲や支配欲、保護欲求を満たしてくれる。この娘には俺が居ないと駄目なんだと思うと、暗い喜びを感じてしまうのを抑えられない。


 自分がクズなのは知ってたが、こういうのも有だったとはね。


 自分の中に薄汚い心があるなんてのは嫌というほどわかっている。人には言えないような欲求が無数にあって、それを見せないように生きているのが俺だ。今更それが一つ増えたところで、どうということも無い。今まで通り、自分の力に溺れて欲望が外に漏れないように気を付けるだけだ。


 けっこうな量をスズに食べさせた後、自分の食事に移る。水を少し飲み、干し肉を少量ずつゆっくりと食べる、さっきと違って吐き気も無く食べることができた。しばらく食事を続けていると、安らかな寝息が聞こえてくる。


 頬には赤みがさしているし、スズはもう大丈夫だろう。問題は俺だ、今日は眠ることは許されない、寝ぼけて下手に動くと大変だからな。次の町に着くまで身体が持てばいいんだが、耐久値もそれなりに高いからなんとか持つだろうさ。


 枯れ木を集めに行ってくれてたナオちゃんが戻ってきたが、いつもの戯れはお預けだ。最後の瞬間に余計な力が入ったりしたら不味いからな……。俺は次の町に出来る限り急ぐことを心に誓う。


 定期的に枯れ木を焚き火に投入し、火の番をしながら、ナオちゃんに干し肉を食べさせたり、プルプルボディをつんつんしたり、スズの服を洗濯したりしながら、夜が明けるのを待った。



 翌朝、スズが目を覚ますのを待って、食事を始める。顔を赤らめながらも、スズは素直に口移しを受け入れてくれた。食事が終わったころには、完全に日は昇り、周囲は明るくなっていた。


「……あい……あとう」 

「感謝してくれてるのかな? 酷い事しちゃって心配だったから、安心したよ」


 スズを懐から外に出すと、さすがに恥ずかしいようで「うー、うー」唸っていたが問答無用で【洗浄】を使い下半身を洗う。昨日寝てる時もやらかしてくれたのだ、小のほうでよかったよ。スズに昨日洗っておいた服を着せて、地面に寝かせた後、俺の身体にも【洗浄】魔法を掛けて身支度を整え、野営を片付けた。


 スズを背負って街道を東に向かうと、木でできた標識が見えてきた。「⇐ 西 マッケイブの街 | デリルの町 東 ⇒」と書いてある。この標識は覚えていた。


「戻ってきちまったな……」


 この世界に来て選んだ最初の分かれ道だ。あの時、マッケイブの街への道を選ぶことで、今こうして逃亡者に身をやつしてはいるが後悔は無い。一瞬の懐旧を振り切って、東への歩みを再開する。


 途中で襲い掛かってきた数匹のゴブリンを倒しつつ、街道を東に進むと日が暮れてしまったので、今日の移動はここまでにする。昨日と同様に野営の準備の後に、スズの身を清め、俺の懐に入れて、食事を食べさせる。昨日と違ってスズはされるがままだ。


 諦めたのかな? 顔が嬉しそうに見えるのは俺の気のせいだよなきっと……。まぁ俺も嫌ではないから、そうだとしても文句は無いんだけどさ。


 スズは頬を赤らめてはいるが、俺を見つめる潤んだ眼は、危うい魅力を放っていた。俺の相棒が反応してしまうのは無理もない事だろう。決して俺がロリコンだからというわけではない。ロリもいけるというだけだ、俺のストライクゾーンはけっこう広い。

 スズが眠りに就くまで、他愛の無い事を話しながら過ごす。スズは「うー、うー」言ってるだけだが、だんだん、何を言いたいのかわかってきてしまった。途中、スズの大きいほうが出そうになったようなので、俺が両手で膝をすくうように持って抱え、草むらにさせた。さすがに恥ずかしがったが、垂れ流すよりはマシだろうから、勘弁してほしい。


 スズが眠りに就いてからは、俺の自分との闘いが始まる。スズの瑞々しく白い肌に触りたいという俺の欲望に、俺の頭の中で悪魔が「好きに触ってしまえ」と言い、天使は「摩って温めてあげなさい」と言う。

 所詮、悪魔も天使も俺なのだからこんなものだ。欲望に負けて、柔らかな太ももを触ったが、ペロペロしたわけじゃないんだから、サワサワするくらい許されるはずだ。 


 

 夜が明けたら、昨日と同様に食事にする。


「スズ、あーんしてね。……もしゃもしゃ」

「あーーぅ」


 お互いノリノリである。癖にならないよう気を付けないとな……。スズと俺の身だしなみを整え、今日も街道を東に進むと、周りを柵で囲まれた町が見えてきた。


 町の規模はそれほど大きくはなく、建物の数からして多くても500戸を超えないように見えるが、宿屋の一つくらいはあるだろう。町に入ったらまず宿屋で2人部屋を取るとしようか。

 


こうして、色々な意味でスズが無事?のまま、デリルの町まで来ることが出来た。

何はともあれ、今夜はナオちゃんに頑張ってもらわないとな!



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