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迷いの森

ざわざわと音をたてる木々。その間を縫う様に走るリアは先程の謎の生物を追いかけていた。

「ちょ…速い…」

これでも体力には自信がある方なのだが、なかなか追いつけず、体力は削られていくばかりだ。


少しでも手を抜いてしまうとその小さな体を見失ってしまいそうだった。何故か『追いかけなければならない』と言う念からリアはひたすらに走る。



…息は切れ、足は痛む。一体どれほど追いかけ続けたのだろう、ふと小さな体の動きが止まった。

その先には何かがあるのだろうか、覗き込むように立っている。

リアはゆっくりと近づく、動き出す気配はない。

「なに、見てるの…?」

そんな問いかけに答えが返ってくるはずもなく。見たきゃ自分で見ろとばかりにこちらを見つめてくる。そしてその生物は奥に消えていった。

「あの子なんなの…?よくわかんないな…」


とりあえず自分で確認するしか術はないようで。奥へ奥へと進んでいく。



そして抜け出た先は、少し開けた広場のようなところ。

迷いの森と言われている此処にこんなところがあったなんて。

そこには色とりどりの花が咲き、周りは木に囲まれている。まるで自分だけの空間のような、そんな感覚。

心地よい静けさが広がるその空間で、リアの目はあるものに惹き付けられた_

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