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感情戦記ANREMPELN ~未来を見通す戦士~  作者: 花澤文化
第1章 昇格試験、Ⅶ組からⅠ組へ
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第2話 Ⅰ組主席、一之瀬・アルフィーノ・イリス

「あたしのこと知らないの?」

 

 聞くものによればなんだそのセリフは、と呆れるような言葉だが、しかしどうやら本当に相手は驚いているようだった。


 「なんであたしのこと知らないのよ」という傲慢さ、ではなく「本当に知らないやついたんだ」という素の驚き。「猫って知ってる?」とふざけて聞いたところマジトーンで「知らない」と言われてしまった時の驚き方に似ていた。


 金髪の少女は「へえ」と呟いた後、再び2人の方を見る。


「まあ、あたしのことはどうでもいいわ。それよりあたしがもったいないって言ったのはあなたのことよ」


 少女は遊里を見る。

 すると遊里は「え?僕・・・?」とすごく不可解そうな顔をしていた。それはそうだ。いきなり初対面の女子生徒に話しかけられればそれは驚くだろう。


「あなたは今、強い男になりたい、と言ったのよね」


 どうやら話を聞かれていたらしい。

 なんで聞いてるんだよ、と言う視線を央太が送ると「こんな生徒がたくさんいる廊下で話してたんだもの、誰かに偶然聞かれてしまっているという可能性だって当然あるわよ」と一蹴。


 納得はいかないものの相手の言葉を待った。

 相手は2人を生徒が通らない玄関の隅の方へ誘導させ、そこで話し始めた。


「最近は感情性武器が戦争や訓練に使われているのは知っているわよね」

「は、はい・・・」


 遊里は頷く。恐らく1年生の教室がある廊下にいたのだから同じ新入生のはずだが、遊里はその威圧感の前に敬語を使ってしまっている。強い男への道のりはまだ遠いようだった。


「使用者の感情を読み取り、それを武器とする武器。それが感情性武器。それがプログラムされている剣の柄や、銃のグリップを握るだけで読みとることができ、すぐに武器が展開される。剣だったら刀身が、銃だったら銃弾がそれで作られる、ここまではきっと分かってるわよね」


 少し得意げな顔をしているその顔に腹が立ったのか、今まで黙っていた央太は口を開いた。


「感情転化システムがインストールされているんだろ、最近の武器には。それが感情を武器に転化させる。感情の種類は大きくわけて4種類。『喜』『怒』『哀』『楽』だ」

「あら意外。そちらの彼が答えるとは思わなかったわ」

「可愛らしい金髪のお嬢さんは口が悪いようだ」


 口調は丁寧だが、央太の顔は引きつっていた。

 今話した感情転化システムのことは基礎中の基礎。この軍学校に入った者なら直接見た事がなくても、知識として知っている当たり前の内容だったのだ。


 1+1という問題をよく答えられたね、すごいと言われればそれは嫌味にしか聞こえないだろう。


 少しピリッとした空気を感じおろおろし始める遊里だったが、金髪の少女は気にすることなく話し続ける。彼女の話したいことはどうやらこれだけではないらしい。

 央太としてははやく本題に入って欲しいものだが。


「得意な感情は人によって違う。私は大変不本意だけど『怒』の適正が一番高くて、『怒』の感情ならその武器の性能を100%。いや、120%引きだせるわ。その代わり、他の感情は50%程度しか出せないけどね」


 そのセリフに遊里が大きく、そして央太も静かに驚いた。

 遊里はもちろん、勉強に興味のない央太も感情性武器に関して基礎的なことは勉強している。央太の場合ただ、興味があっただけで、予習目的ではないのが残念だ。


 そこで学んだことには得意な感情でも武器の性能はよくて89%程度。そして苦手な感情ならば30%以下と聞いていたのだ。

 120%や50%なんてものは聞いたことがない。

 2人は思わず疑ってしまう。まるでファンタジーのようなそのとんでも適正を。


「嘘を吐いている、と思われているのかしらね」


 少し苛立たしげに金髪の少女は鞄の中から大きめなペンのようなものを取り出した。

 それは黒く、そして金色の花の柄がついた一見和風で、可愛らしい小物のようだった。しかしそれ以外の無駄な装飾は一切ない。しかしペンにしては明らかに大きい。それこそ手のひらにフィットするようなその大きさはまるで・・・柄のよう。


 それを2人の前に出す。

 2人はそのペンで何をするつもりだ?と怪訝な顔をしていたが、遊里はすぐに理解した。そして瞬間、息をのむ。小声で「あれは・・・!」と思わず呟いた。


「これは本来『ナイフ』の役割なんだけど・・・」


 そう言いながら少女は強くそのペンのようなものを握った。

 するとそのペンのようなものは赤いオーラを纏い、真ん中にあるガラス玉に『怒』の文字が浮かぶ。それを見てさすがの央太も気付いた。


 次の瞬間、ペンの一方から赤いオーラで出来た刀身がジャゴッ!と噴き出す。ナイフと女子生徒は言っていたが、どう見てもその長さは日本刀並みだった。


「と、まあこんな具合にナイフの感情性武器が日本刀になってしまうぐらいには、適正は強いのよ」


 そうして微笑む金髪の少女。

 遊里はその瞬間思いだした。今回の新入生の中で座学、実技共に満点を叩きだしたハーフの女子生徒がいるということを。


 疑われた苛立ちを武器に変え、微笑む彼女は。

 一之瀬・アルフィーノ・イリス。

 1年Ⅰ組所属であり、そして今年の入試試験主席の少女だった。


「一之瀬・・・さん・・・」


 遊里がかすれた声でそう名前を呼ぶ。

 しかし彼女、イリスは「ようやく気付いたのね」と自分のことを知られていることがさも当然かのように振る舞っていた。しかし、そう思っても仕方がないだろう。


 ペーパーテスト、実技共に満点だなんて今までの軍学校の歴史の中で1度もなかったのだ。入学式前からすでに話題になっており、その話題になっていることも本人の耳に入っていたことだろう。


 謙遜するわけでもなく。

 堂々と。


 日本刀のような感情性武器を構えながら、2人を見る。玄関を通る他の生徒には央太と遊里の体が邪魔で何も見えていないみたいだ。もし見えていたら喧嘩かなんかと間違えて教師を呼ばれてしまうだろう。

 それ以前に、なぜまだ持つ事が許されていない感情性武器をイリスが持っているのか。


 実物を見たのはこれが初めてだし、普通ならその使用方法講座は1週間後のはずだ。


「ま、自慢げに見せてみたけど、ナイフが刀になっちゃ困るのよね」


 そう言うと感情性武器の刀身、『努』の赤いオーラが短くなり、ナイフ程度の形、長さになった。確かに先ほどより威圧感はないものの、その形は洗練されており今にも切り刻まれそうな雰囲気がある。


「だからこうして120%を100%に抑えなきゃいけないわけ。って何よその顔」

「いや、なんでお前はもう感情性武器を持っているんだ?」

「お、お前って・・・ま、まあいいわ。あたしは・・・いえ、今回の入試試験で上位4名、すなわち1位から4位の者はすでに感情性武器の訓練を受けているの」

「ほー、なるほど。上位様の特権ってわけか」

「なんか引っかかる言い方ね・・・」


 イリスの持つナイフのオーラによる刀身が揺らめく。

 どうやら怒りが強くなればなるほどその力も強くなっていくらしい。それを見ていた央太はこれ以上変なことを言うのは危険だと判断した。


 イリスは「そのこと秘密なんだけどね」と少し笑い、教師に見つからないように感情性武器を鞄にしまう。あたりをきょろきょろと見わたして教師がいないことを確認してから話を続けた。


「特権といえば聞こえがいいけど、要するに他の生徒達に危険が及ぶのかどうかの実験台みたいなものよ。感情性武器はただでさえコントロールの効かない感情をエネルギーとしているから、研究者の間でも予測できないことは多いみたいだし」


 イリスはため息をつくが、謙遜はしない。

 身体的に強く、頭脳的にもいい成績上位者を使って他の生徒でも使えるような調整かどうか。危険はないかどうかこの1週間で判断するそうだ。もし何かあっても上位者ならなんとかなる、とかそういう考えなのだろうか。


 央太はよくもまあ、そんな面倒なことを受けたもんだと逆に感心する。

 そんな央太の態度にまたもや苛立ったのか、もうその話はいい、とばかりに話を元に戻した。


「で、さっきの話だけど」

「さっきって・・・あ、僕の」

「そう。それよ。あなた、確か軍人を目指しているんでしょ?」


 別に遊里はそう決めたわけでもないのだが、どうやらイリスはそう捉えたようだ。

 遊里は困ったような顔を浮かべる。


「今の状態で得意な感情というのはもちろんある。あたしはよく怒りっぽいって言われるから、『努』が得意・・・らしいんだけど」


 また不本意そうに口をとがらしながら話し続ける。


「そこをもし、自分の怒りっぽい性格を変えてしまったら?なかなか怒らない・・・それこそ『楽』の強い性格になったら?強制的に性格を変えた影響はどう出ると思う?」

「え、えっと・・・」


 遊里は突然そう言われて困りだす。

 ただでさえ普段からおどおどしているのに今はもういつものレベルではない。どうしようか焦りに焦り必死に頭を動かそうとしても動かない。何も考えられない。

 どんどん勝手に自分を追い詰めていく。


「急な性格の変動、いや中途半端に自分の中で性格を変えてしまったら、能力も中途半端に変化してしまうということか」


 遊里をかばったのか。

 央太が口を開き、自分の推測を話していく。イリスは少しだけ驚き、


「ご名答」


 そう一言央太を称賛した。

 イリスは央太より遊里の方が頭がいいと思っていた。いや、事実その通りなのだが、咄嗟の頭の回転や頭のきれは圧倒的に央太の方がよかったらしい。


「あたしは『努』が120%出せる。でも性格を無理矢理変えようとして、綺麗に変えられるのなら問題はないわ。楽観的な性格になって『楽』が120%出せるのならね」

「でも人間はそう簡単には変われない。心のどこかでは前をまだ引きずっている。その性格の変更で『努』が50%、『楽』が60%なんかになってしまったら、最悪だ、ということだろ」

「その通り。満遍なく感情を使えるのは強そうに見えるけど、要するに器用貧乏なの。今、軍隊で重宝されるのはどこか1つが突出した軍人よ」


 それを聞き、知らず知らずの間に感心していた遊里はまだ緊張している気持ちを抑えて、イリスに質問を投げかける。


「で、でも・・・僕の場合は性格を変えるわけじゃなくて・・・強い男になりたいって・・・いうだけだから関係ないんじゃ・・・」


 話している途中で強い男になりたいという中学生みたいな夢を口にしてしまったことを恥じた。どんどん顔が赤くなるが、それを見てもイリスは馬鹿にしようとしない。

 逆に笑顔でそれに応えた。


「いえ、その夢は素晴らしいと思う。確かに性格は変わらないかもしれない。でも、変わるかもしれない。そしてもし変わってしまったら・・・もう軍人としてはほぼ使えない。まあ、綺麗に性格が変わることに期待してもいいけど・・・いずれにせよリスキーな賭けね」

「そ、そう言われると・・・」


 がっくりと項垂れる。

 そもそも遊里は強い男になる上に、今のネガティブな性格も治したいと思っている。確実に能力の変動が起こることだろう。そして・・・綺麗に変わる自信もまるでなかった。


 もちろんショックを受けたのはそこもだが、イリスの言葉ですぐに自分には変わることが出来ないと自分で判断した情けなさにもショックを受けているようだ。

 その姿を見て央太は小さくため息を吐く。


「まだ軍隊に入るかどうかも決まっていないんだ。焦る事はないさ。まだ時間はある。というかそもそも中途半端に変わって軍人として使えないかなんてまだ分からない」


 武器もしまったし、危険はないかもしれないと判断した央太はイリスを非難するようにあからさまに先ほどの論に反対したのだが、イリスは軽くそれを流した。というかその嫌みにも気付いていないのかもしれないぐらい平静だった。

 

「あれ?まだ入るか決めてないんだ。そっか、仲間を見つけたと思ったのにな」


 そして本当に残念そうにそう言うのだった。

 それで気付かないほど鈍感な央太じゃない。


 今のセリフから、イリスは鷹丸国軍に入隊するつもりなのだ。確かにペーパーテスト、実技、共に成績がいいので問題はないだろうが、女性が入隊することは珍しいし、それに・・・金髪。金髪はそれこそ軍隊の一部の人間からはあまり好評ではないだろう。


 自国を守る軍に他国の髪色。どういうことが起こるかは想像に難くない。

 きっとイリスも分かっているはずだ。それでもその苛酷な道に進もうと言うのだった。


「まだうちのクラス・・・Ⅰ組なのに誰も軍に入隊するって人いないから・・・仲間を見つけたと思って思わず話しかけちゃった」

「当たり前だろ今日入学式だぞ・・・?」


 央太は驚愕する。

 入学してすぐ卒業した後のことを考える者は少ないだろう。人によってはそれこそ進級することや卒業することも怪しいのだから。


「でも確かに第1回目の昇格試験もまだだし、判断しにくいかあ」


 昇格試験。

 今はⅠ組~Ⅶ組にわかれているものの、ずっとそのままなわけではない。在学中に何度かある昇格試験で倒した相手のクラスに入ることが出来るのだ。


 Ⅶ組でもⅠ組生徒を倒したらⅠ組の生徒になれるし、逆にⅦ組生徒に負けてしまったⅠ組生徒はⅦ組に入ることになってしまう。そんな実力主義の試験だった。


 位の下の者が上の者を指定し、1対1もしくは同じクラスから同じ数だけ誘っての集団戦で決着をつける。もちろん必ず受けなければならないわけではないが、挑戦状を下位の者に叩きつけられて上位の者が逃げるわけにもいかない。それこそクラスは変わらなくとも馬鹿にされ続けるだろう。


 Ⅶ組の生徒がなかなか他の人間と話さない理由の1つとして馴染む必要がないからという理由ともう1つ、この昇格試験で他クラスに移動になる可能性もあるからである。


 昇格を狙う者はそれこそ今のクラスで仲がいい人を作ってもほとんど意味がない。

 だから現時点で友人を作るのは絶大な自信を持つⅠ組ぐらいだろうと思う。


 Ⅰ組は昇格がないのでひたすら防衛戦になるが、それを勝ちぬいてこそのⅠ組とも言われているのだ。


「それじゃ、何かあったら聞きにきてね。それこそさっきみたいな話なら大歓迎だから。それと、昇格試験頑張ってね」


 最後に『努』らしくない笑みを浮かべて玄関の外へ駆けていくイリス。

 その口調も、雰囲気も、立ち振る舞いも全てが自信に溢れていて、負けることなどないと思っているあの姿は清々しいとさえ思える。


 負けるはずがない、と思っているのではなく、そもそも負けるということを視野に入れていない。勝つことが当たり前で負けるなんてものは自分の中に存在しない。

 人間がそんな姿に至るためにはどうすればいいのか。


「きっと・・・」


 央太は思わず呟く。

 きっと辛く厳しい何かがあったのかもしれない、と。

 しかしすぐに思いなおして「いや、親か何かの七光りだろ。才能かなんかだよあれは」とくだらなさそうに遊里に話す姿は実に央太らしいと言えた。


 「あはは・・・」と苦笑いして、遊里は先ほどのことを思い返してみる。


「・・・珍しい髪色だったね」

「金髪・・・。きっと英国、リィンベール国とのハーフなんだろうよ」


 央太はつまらなさそうにそう言った。

 鷹丸国付近にはお互いが資源保有量を定めている自由地というものがある。どの国にも属さないその土地は基本出入り自由ではあるが、勝手にそこに住む動物や資源を取っていくというのは許されない。


 きちんとシステムで決まっており、少しでも今の状態から環境が変化すると各国に情報が届くようになっている。現代らしい技術といえた。

 

 当然ながらその自由地を越えるとそこには他国があるのだった。

 ここ、鷹丸国の近くにある国は英国、リィンベール国。木々が多く、獣人種が住むと言われているミドウの里。そして半水獣種が住む水の国、オーラティア地下国などがある。


 かつて戦争になったことからも分かる通り、狭い土地に多くの国が集まっているのだった。


 今現在戦争状態にはなく、対立もしてはいないがお互いの国の仲がとてつもなくいいわけではない。ハーフといえど、この国で生まれたとしても、この黒髪の多い国で金髪は目立ち過ぎる。


 それは今だって同じだ。玄関近くにいた生徒がイリスが感情性武器を出していたにも関わらず、それを視野に入れていなかったのは2人に隠れていたからだけではない。

 きっとそんなものより上、金髪の方に目を奪われていたのだ。いい意味でも悪い意味でも。


「僕は・・・金髪、綺麗で好きだけどな」

「なに?遊里ってああいうのが好みなの?マジ?ほー・・・」

「そ、そういう意味じゃなくて!」

「分かってるよ。相変わらずお人好しだなあ」


 央太はふと思った。

 彼女が成績上位をとったのはそんな理由もあるのかもしれない。悪目立ちする金髪を誤魔化すためにそうして成績上位をとり、他の生徒からも教師からも口出しされないようにする予防線。

 しかしすぐに否定した。


(さっき話しただけの関係だが・・・あいつは誤魔化すとかそういうことをするやつではないか)


 そもそもそれならば最初から髪の毛を黒に染めてしまえばよい。

 確かに不必要な染髪はあまりいいと思われていないが、彼女の場合は特殊だ。それに黒に染めるだけならば誰も文句は言わないだろう。

 それでもそうしないのは彼女の意地みたいなものなのだ。


「少し驚いたが、あいつはⅠ組。俺らはⅦ組。もう会う事もないかもなあ」

「うん・・・そうだね」


 所詮先ほど話したばかりの関係性。

 切るのはとてもたやすい。遊里はどこかイリスのことを気にしているようだったが、遊里自身も彼女とは住む世界が違うことを知っていた。


 きっと最後に言った「何かあったら聞きに来てね」という言葉も社交辞令のようなものなのだろう。

 そう思って央太と遊里は帰路につくことにした。

初めて予約掲載というものをしてみました。うまくいっているでしょうか。


まだはじめということもあり、派手さもありませんが、読んでいただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。

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