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プロローグ
みんなはトイレの花子さんを知っているだろうか?まあ、そこそこ有名な怪談だ。知らないもののほうが少ないだろう。知らない人のために簡単な概要を言うとトイレで自殺した女の子の亡霊。もっと簡単に言えばトイレなんて不衛生なところにとりつく自縛霊だ。そう言うと怖いとか関係なしに会いたくなくなる。だってねぇ?女の子がトイレにずっといるって汚い。いろんな意味で汚い。ビッチか!!失礼した。少し言葉が悪かったな。ごほん。とにもかくにも花子さんなんて摩訶不思議な少女の霊がいるわけだ。それをまず、皆には理解してほしい。
何故に俺がこんな話を……何だ?お前は誰かって。これは失礼だったな。俺の名前は十六夜顎。ただの16歳の高校生だ。以上。俺の説明終了。
本題に戻ろう。何故に俺が花子さんなんて見も知れずの痴女の話をしはじめたかだ。
大体の方は解るだろう。ドラマだってアニメだって、こんな始まりかたをすればほとんどの可能性は決まりきってる。
そう。俺もそれにあてはまってしまったのだ。
俺は男子トイレで花子さんと名乗る女に出会ってしまったのだ。