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9話 魔女会


魔女会 


それは魔女達が集まり魔女としての個々の活動などをお茶やお菓子を食べたり飲んだりしながら報告すると言う魔女の為の集会である。


「どう?魔女会!!」


私は自ら魔女の存在を露見するような名前にした事にとても驚いていたが舞はニコニコと笑みを浮かべながら私の反応を伺っていた。


「普通にボランティア部で良いんじゃないですか?」


「えーっそれじゃ普通すぎてつまらないよ!!」


「そもそも魔女自体が馴染みが無いのになんでそんな変な名前にしようと思ったんですか?」


舞が頬をふぐのように膨らませているが私は冷静に魔女会と言う名前にした理由を尋ねていた。


「そもそも活動を報告するのが魔女会であって少し意味が違うと思うんですが…」


「そうかもしれないけど…楽しそうだからいい!!」


舞はニヤリと笑うと部活を作る申請書に魔女会と書き始めて私はため息を吐いてしまう。


「内容は清掃したり依頼を受けたり、イベント活動をしたりと様々な活動をするって事で間違いないですか?」


「そうそう!!当然部長は私ね!!」


舞は申請書を書き終わると完成した申請書を手に先生へと提出しに行こうとしていた。


「それじゃ申請書を提出して来るね!!」


「あ、うん」



しばらくすると舞が申請書を手に持ったまま私の元へとやって来て私の机に突っ伏してしまった。


「その様子だと部活として認められなかった感じですか?」


「ううん…部活として活動するなら最低でも4人は部員がいるんだって…」


「4人ですか…どうやって部員を増やすんですか?」


「うーん…ポスター作るとか後はいい人を誘うとか?」


「なるほど…ではポスター作るのはお任せしてもいいですか?」


「任せて!!ユッキーはいい人がいたら誘って欲しいんだ!!」


「わかりました。」



夕方、私は舞と別れて校内にて魔女会部員になってくれそうな人を探して歩き回っていた。


(探すって言っても…魔女会に入りませんか?って誘い辛いしどう言う人に話しかけたらいいのかわからないよ)


そんな事を思いながらふと廊下を歩いていると廊下の窓際の中庭の方に向かって吹奏楽部が練習しているのが目に入って私は思わず足を止めた。


「青春だな…そんな楽しい時に私は何をやってるんだろう…」


私は再び歩き出そうとした時スマホのメッセージの通知音が響いてスマホを開くと舞からメッセージが入っていた。


(あとあと魔女会の部室も必要だから空き教室が無いか探して置いて!!)


「はぁ…空き教室なんてあるわけが…」


私は舞からのメッセージを見てため息をついてしまい屋上でひと休みしようと階段を上がろうとした時に見知らぬ教室が階段下の端あらりににある事に気づいて私は見知らぬ教室の前へとやって来た。


「この教室何?プレートに教室名が無い…」


教室の窓には新聞紙が貼り付けられて中を確認する事が出来ないようで私は中を確認するためにドアノブに手を掛けた。


「空いてる…」


ガチャリと擦れるようなドアノブの音が響き私は教室の中に入ると辺りにたくさんの古い本や段ボールが山積みになっており私はゆっくりと奥へと進んで行く。


「ここもしかして何かの準備室…?」


私はゆっくりと歩いていると人の気配を感じて振り返ると段ボールの陰に誰かが座っているのが目に入り私は叫びたいのを抑えてゆっくりと近づいて行く。


「あの…」


「何?」


私が話しかけたのは私と同じ1年生の生徒であり眼鏡を掛けて本を読んでいた。


「ここでいつも1人で本を読んでいるんですか?」


「…ここは誰も入って来ないから安心して本が読める…」


「そ、そうなんだ…?」


私はつい彼女が読んでいる本が気になってしまい表紙を覗き込んだ。


(ネッシーは本当は居る!!)


「ネッシー!?UMA系が好きなのかな?」


ふと彼女の横にある本の山を見るとUMA系の本がたくさんありその中に気になる本があり私は思わず手に取った。


(魔女狩りの真実)


「魔女…」


私は本の世界に入り浸っている彼女の方を見ると彼女は私の方を一瞬見ると私の手に取った本を見ると読む手を止めた。


「魔女…興味あるの?」


「えぇ…少しと言うか興味があると言うか…」


「私はネッシーやUFOや沢山の本を読んで来たけど魔女は必ず居るって信じてる…」


「そうなんですか?」


「魔女は昔確かに存在していたって記録がある…今だにこの現代社会に紛れていてもおかしくはない…」


「それも本に書いてあった事ですか?」


「そう。魔女は魔術に長けた存在…そんな存在がもし本当に居るなら是非とも会って見たい…」


「そう…ですか…」


その時私のスマホが震えてメッセージを開くと舞から集合のメッセージが届いて私は教室を出ようと出口へと歩き出した。


「それじゃ私はこれで…また来てもいいですか?」


「別に構わない」


私は最後に彼女の顔を見ると私に興味を無くしたかのように本へと視線を戻した彼女を見ると教室のドアノブへと手を掛けた。」


「ねぇ…最後に1つ聞いていい?」


「なんでしょうか?」


私は教室を出ようとした瞬間、彼女に呼び止められて私は彼女の方へと視線を向けた。


「魔女はこの現代社会に存在すると思う?」


「さぁ…どうでしょうね…」


私は曖昧な返事をするしかなく私はそのまま教室を出て舞が待っているであろう教室へと歩き出した。



















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