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もういちどの夢

作者: Soraきた

もう一度だけ

夢を見させてね

遠慮がちの星たちに願う


あなたらしい言葉だね

やさしさを前提にして

いまある思いを

遠くの方に置きながら

恋に臆病だから

他人のフリをする


ふと、となりを見た

いつものあなたがいた

もう何秒か遅れて見たら

あなたはここにいなかったのかも

見逃した恋に

背を向けて過ごしたこともあった


昨日からの雨が降り続く

いつの頃からか

さみしさに弱くなったのは


雨に映った恋だとしたら

ふだんどおりに

傘をさして

避けたりするのだろうか

それとも、少しのあいだ

肩を濡らす雨の温度をたしかめて

たとえば、冷たいなと

感じるのだろうか

それは自由だよ、と言われれば

その通りで

それ以上、何も言えない


もう一度だけ

あなたがとなりにいる

夢を見させてね、と




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