アメリカと日本の双子の赤字は、富裕層が暴走すると、国が死ぬことを、はっきりと示しています。今の状況が好転するとか維持されるとか楽観視は愚かです。
GNPベースで見たとき、日本の経済は双子の赤字(貿易収支で赤字、国家運営でも赤字の状態)です。これは国内で生産している価値が消費してる価値よりも低く、赤字が積み重ねれれて増加してるということです。アメリカも同じ状態ですが、あそこは基軸通貨ドルと言うまやかし商法で年間200兆ドルとかのあぶく銭が入るし、潰れると世界的な影響も大きすぎるので、かなり過保護に守られて赤字も鈍化されています。まぁ、トランプのガキ大将気質で、周りの援助が徐々に引かれている状況ですのでヤバいのですが。それでも、恐らく最初に潰されるのは日本の方でしょう。
どうにも両国の財界のトップはどうしていいのか、状況の改善方法が見えず、ヤケクソになって、コントロールを放棄している様相が見えます。結果、短期的収支の高い方に舵を切っていて、長期的な収支を諦めていると見えます。
このあいだ、知り合いにどこの株を買うべきか聞かれたのですが、こんな爆弾地雷だらけの未来で、恐慌暴落の隣り合わせで、将来の為の投資なんて怖くて出来ないし、元より株式市場主義こそが人類が越えなければならない魔王のひとりだから、買っちゃダメなのではと答えています。
日本の円安のメカニズムですが、これは労働効率とか生産性とかの能力の話ではなく、価値のつけ方が下手なことが原因です。
価値とは労働コストのことです、私たちがお金を払う相手は、必ず人間です。人間以外にはお金とはなんの価値もないゴミです。金などの貴金属が高いのは、それの生産にたくさんの労働コストが掛かるからです。逆にどんなに生活に必要でも、労働コストを払っていないものの価値はゼロ(円)です。
なぜか、無能な日本の行政は福祉の労働価値を、非常に低くつけたがります。福祉は、全ての人に降りかかる需要です、生きている限り必要なコストです、ここの価値を上げれば、その人利用者の人生の価値も上がることになります。
生活の様々なことを分業化して労働コストとして計上すれば、その人生、生き方も楽になり、雇用が生まれ生産性も向上します。ただ単に給料や収入を上げても、それは回り回って物価を押し上げ円安を進めるだけです。大事なのは生活レベルの向上です。他人を羨み、蹴落としても、生活レベルは向上しません、むしろ蹴落とした相手の生活レベルが低下して、その分の消費が減り景気が悪くなり、自分に返ってくるだけです。僕が散々、レジャーカルチャー産業を育てることを主張するのは、価値を生み出すには需要こそが大事だと考えてるからです。
特に日本は、休みの日数も先進国としては低く、余暇の過ごし方もヘタクソで生活水準が低すぎます。そのうえ、なんでも自分でやってしまうし、そのための賃金もサービスも不足しているので、近年むしろ実質の生活コストは相対的には激減しているのです。質素な生活が良いというのは、馬鹿で無能な支配層からの洗脳です、むしろ賃金の上昇とともに生活レベルを上げるべきです。
国もお金を掛けるところを間違えています。
軍拡は実質的には、ある水準より国家の見栄です。見栄の為に家庭をないがしろにするのは、ある意味日本人的ともいえるところはあるかもしれませんが、そろそろ大人になって、バランスを整えてほしいですし、そろそろ戦争自体からの卒業も進めてほしいですね。
日本の軍事費は22年の5.4兆円から26年は9.0兆円と倍近く上昇しています。この見栄は確実に国を滅ぼします。右の方も左の方も真ん中の人も、それ以外の方も、これについてはブレーキになって下さい、反対してください、明らかに部不応等に多過ぎます。
僕らの労働は、僕らや子供たちの明るい未来のために使われるべきです、無駄で無益な国の見栄の為に使われるべきではありません。




