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こんなノリの時もある 魔術編

「って事で第二回開催するぞ」


「いやいやいや、何が『って事』なんだよ」


「だってよー、魔法講座、聞きたくねぇか?」


「う…確かに、魔法苦手だけど…」


「聞いといたら?あなたの知識レベル低そーだし」


「うぅ…」


「んじゃ、今回は光魔法と闇魔法について講義するぞー」


「はい…」


「為になる話のはずだ、ノートの用意はいいか?」


「クライド…いるなら、声だそうよ」


「じゃ、行くぞー。先ず闇魔法から」


「闇から?なんか変な感じね、光からじゃないの?」


「…どっちでもいいだろ、んで闇魔法ってのは『他者を犠牲に使う』魔法だ」


「犠牲?怖いんだなぁ…」


「主に『自分への攻撃を他者へ受け流す』や『雷や炎を浴びせ、当てた者の生命力を傷以上に奪う』とかだな」


「…その分、魔力も近くの者から奪う形になる。魔力が無い存在にも使えるが…」


「まあ…使うには心の痛みを伴うんだ、難易度の低いのなら大した事ねぇが、普通は感情が無い魔法生物や、仕掛に使われる事が多い」


「なんか抽象的ね?」


「闇魔法は使う人間すくねぇし…、使っても良い事ねぇからなぁ」


「ロキは使った事あるの?」


「あー…まあ…」


「うん、あるんだね」


「…で、自らの心を自在に閉ざせる、エルフが使う魔法としてもしられてる」


(はぐらかした…)


「ただ、最近は心を閉ざして闇魔法を使う風潮を嫌がるエルフが増えてきました」


「「「!!?」」」


「あ、やっと話したな」


「こんにちは、シエル…です」


「ええと…いたなら…早めに話そうね」


「ご、ごめんなさい」


「…続けるぞー、光魔法はな『自身を犠牲に使う』魔法――」


「自己犠牲!?」


「…俺は好かん」


「やあねぇ、使える人なんてそういないわよ」


「え?」


「光魔法はかなり高等魔法よ、有名なので『魔物を滅ぼす矢』とか『全ての魔の力を遮る』なんてのよ。でも自分の生命力を使うから、連発し過ぎたら死んじゃうし、扱う段階でかなり素質が必要らしいわ」


「後、光にも闇にも亜種の魔法があって、こちらも難易度が高いそうです。やはり心や体へのダメージもありますし…」


「へー」


「…お前、本当に知識が少ないな」


「だってさぁ…難しいし…」


「ま、光闇はこんなもんだな後補足に…時空魔法か?」


「時空?あ、トゥルフとか」


「ああ、後ワープやワールドフィクス、リバースだな」


「リバース?」


「あたしたちもよく使ってるわよ?服とかに前もってかけておいてー」


「服等が傷ついた時に、修理できる魔法、です」


「へぇ!便利だね。次回までにかけてもらわないと」


「…それくらい、自分でやれ」


「……だめかな?」


「後でやってやるから、な。時空魔法は基本素質は必要ねぇが、稀に体質が合わない奴もいる」


「合わないと…どうなるの?」


「…ま、ワープなら全身の中身を掻き回される感覚だとかだなー」


「大変だなぁ…」


「じゃ、今回はこんなもんだな」


「うん、為になったよ、ありがとう」


「あー…なんか、えーと…」


「あら?ちょっと顔赤く―――」


「じ、次回!更なる講義が必要な場合にまたな!」


「え?えっと…終わります!」

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