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第四百三十一話 親子喧嘩は止めど無く






 

 「何だか戦い方が変わっている様な……」


 カークが首をひねった。

 ビスケも習った。


 「普通の親子喧嘩に近付いたみたいな……」


 「どうやら昔の自分達を思い出してるみてえだな」


 バジーが突っ込みを入れる。


 「懐かしんでるのかよ」


 三人の会話を聞いて王が問いかけた。


 「ではあれはあの二人なりのスキンシップなのか?」


 「…………上手い事おっしゃいますね、国王様」


 「上手い……のか?」


 王は話すのをやめ親娘の戦いに目をこらす事にした。




 

 「私の言う事を聞きなさ〜い!!」


 ぐりぐりっ


 「うふふふ、この痛さ! 覚えてます」


 「懐かしむな〜!!」


 「お母様、私も大人になりましたよ。だから自分の思う通りにします」


 「…………認 め ま せ 〜 ん!!」


 ぐりぐりをやめ、マリーを両腕で抱きしめるテレジア。

 そのままのしかかる。


 ぐぐぐっ!


 さば折りの体制になった。


 ぎしっ


 マリーの背中が音を立てて軋んでいく。


 (うっ、つい楽しんでしまって隙だらけになってしまった)


 マリーは両足で地を蹴った。

 宙に浮いたマリーの重みで二人は地面に倒れる……ことは無かった。

 マリーの全体重を抱きかかえたままテレジアは背中を締め付け続けた。


 ぎしっぎしっ


 想像以上の圧迫感にマリーは驚きを隠せない。


 (これは、火事場の馬鹿力で締め付けられては……)


 マリーは右足を前に振るとテレジアの左足の膝の内側に踵を打ち当てた。

 と同時に左足の踵でテレジアの右膝を押した。


 かっくんっ


 テレジアの左膝が地面について体が前倒しになった。

 地面に背中を付けたマリーは体を入れ替えて上になった。

 

 「ぬんっ!」


 力づくで回転しテレジアが再び上になる。

 テレジアの回転した力を利用してまたマリーが上になる。

 二人は土に塗れながら転がっていく。



 「あああ、こんな……これでも止めてはいけないのですか!?」


 カークが国王に問いかけた。


 「極刑がどうとかこうとかは国王様の権限でなんとでもできるでしょう!?」


 「おいおいこの国の王様にそんなきつい言い方でいいのかよ」


 バジーが割って入った。

 こんな会話をしながらも彼らは母娘の姿から目を離さない。


 「国王様の権限が届くのはこっちの国だけだ。向こうの国の権限は女王様だろう」


 「それは……」


 「だから向こうの護衛も手が出せない。お前がよその国の女王止めるのかよ?」


 「う……」


 「あ、おいあれ!」


 バジーが叫ぶ。

 転がり続ける母娘が耕地にまで入り込んだのだ。

 




 

 

 マリーはともかくテレジアが暴れまくってる。

 親娘で暴れん坊になってしまった。

 来仏時点で史実じゃないせいか、テレジアが壊れていくのが止められませんw

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