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第三百九十九話 家屋まで掘り進む


 


 

 

 掘り返された下水道。

 水路が家屋まで来た所で水が殆ど流れずに溜まっている。

 この先は邸宅の下を下水道がくぐる事になる。

 今の水深は水路の深さの半分程。

 これなら掘り返し作業中溺れたりする心配はない。


 「それではお願いします」


 マリーが五人の作業員達に頼むと彼らは水路に降りて掘り返しを始めた。


 



 「何でわしの家の下を掘り返すんじゃ〜〜!!」


 モルパは自宅の台所で叫んでいた。

 彼の邸宅の真下に下水道が横断していたのだ。

 下水路が通る最大の邸宅という理由で彼の家が一番最初に選ばれてしまった。

 マリーに下水道の調査を申し入れられ断わるのに四苦八苦していた所、国王からも頼まれてしまいとうとう了承させられてしまったのだ。


 「王妃め〜!!」


 「モルパ様、落ち着いて。もう決まった事ですから」


 傍でユルリックはモルパをなだめようとしていた。

 

 「ゴミを掘り返せば下水も綺麗になります。そうなれば床下から漏れ出る臭いも……」


 「何言っとるんじゃ! 掘り返したら下水に溜まったゴミが外に出てしまうぞ!! そっちの方が臭いに決まっとろうが!!」


 と言ってる先からモルパの鼻が不快な匂いを捉えた。

 外から開かれた窓を通して流れてくる。

 窓に歩を進め外を見ると。


 下水路の木製の蓋が取り去られており、そこから掘り起こしたゴミを出して庭に荷揚げしている作業員達。

 それを確認しているマリーと護衛達。

 

 「庭がゴミで……何してくれるんじゃ!!」


 マリーがモルパに気付き手を振った。


 「モルパ様〜、ただいまお宅の下を通る下水路のゴミを除去してま〜す!


 「うう…………」


 庭にでんと置かれたゴミの塊が下水路に埋まっていた時より直接的な臭いを発散していた。

 

 (除去とは名ばかりではないか〜!!)


 憤るモルパをよそに下水道からゴミがどんどん掘り出され山積みになっていった。

 山積みになったゴミは荷台に移されていく。

 数人がかりで作業は手際よく進められた。


 「王妃様〜、光が入らないとこまで来ました〜!」


 「おお、そうですか」


 作業員の声に頷きマリーは建物の方を向いた。


 「では行きましょう」


 


 

 

 ゴミ処理の為モルパの家まで掘り進みます。

 家屋の下水路のゴミ処理の試金石となります。

 で、なんとか更新できましたがまだ腹回りが痛い。

 早く回復したい……

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