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Jyu-gem  作者: 火水
8/8

始まる寿限無

「下手くそ」


と、連れて行かれた王は今日も怒られる


『これは、私のもの』

と、言われた王は、時の彼方で

『jyugem』のものとなった

彼女に背負わせた、無意味な日々に応えたいと思ったからだ


あれで、終わったはずなのに


ああ、やはり

彼女は恨んでいたのか?



「いや、恨んでないよ」

と、普通に言う、ジュゲム…



「にゃ」

と、

猫が去って行く


「さて、貴方には、こちらの世界を体験して頂きましょうか?」


と、『jyugem』が、私の手を繋ぐと

知らない世界に歩きだすのだった



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