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異世界の 世界?
これは『召喚』という奴か?
煌めく光の中、魔方陣の様な物が描かれた上に
自分が徐々に実体化していくのが分かった
何ともキラキラしい?人達がいたり
フードを被った、分かり易く魔術系?みたいな人が周りを囲んでいた
こっちも
『あ〜あぁ』
と、溜め息の1つも吐きたいところだが
気持ち悪い笑みを浮かべる、魔術師系の者が1人近寄って来る
「お前の名前は?」
と、厳かに言う事自体が笑える
面倒くさいので、いきなり始める
「…Jyuge-m. jyuge-m…」
「いきなり!呪文を唱えるだと!」
馬鹿みたいに怯む
そして、いきなり攻撃をしかけて来るが
魔法も何も通用しない?
『どう言う事?』
と、考えると
『…それは、貴方がどちらにも属さない状況ですし
少なくとも、嘘をついているわけではありませんから…』
と、メンテナンス的な声が聞こえた
『…でも…、困ってますよ
こちらの世界の人…』
と、答える
さまざまな攻撃を仕掛けられても、ただ困惑するだけだ
何一つ効かない
どんどん、神殿的な物が壊れていく
疲れ果てた魔術師系の者達を
「止めろ」
と、止めたのは
1番偉そうに、王座の様な場所で見ていた、少年だった