表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/177

ジョウホウハジョウホウニウモレル

夕食も終わり、パソコンをたちあげる。

SNSでメリーさんの噂について調べてみるが、かわいくデフォルメされた金髪の少女の画像や「いま、○○にいるの」という謎の発言ばかり見つかる。


「「私メリーさん、迷子になったの向かいに来て・・・」ってめっちゃ迷ってるじゃん」


次に普通にメリーさんについて調べる。しかし、当然知っているようなことばかりで正体は人形だったり少女だったり、実はかなりのドジっ子だということが分かった程度だ。


「メリーさん捕獲方法って頭おかしいな」


ということで少しアプローチを変えてみる。検索ワードにうちの町の名前と人形っと。

あ、日本人形の専門店とキャストドールの専門店の情報が出てきた。


「へぇ、最近の人形ってこんなのもあるのか・・・」


球体関節人形のイメージ通りのフランス人形かと思っていたが、結構アニメチックな見た目や、子供に似せた感じではなく、理想の少女と言わんばかりのデザイン、逆にホラー方面に寄せて芸術的な感じにしているものもあるのか。


「値段は・・・4万~20万で・・・あ、服とか髪は別売り?」


ちょっと興味出てきた。金貯めていってみようかな。

そう思っていると肩をたたかれ振り向いてみるとメアリーがくるりと回ってアピールしてくる。

まぁ、この子も人形か・・・人形でいいのか? まぁ、特に害や悪意はなさそうだし、家に居つくようだったら服でも買ってあげ・・・。


「いや、なんでこの子受け入れちゃってるの?」


いかん、これ洗脳的な何かされているんじゃないか? 気をしっかりしなければ。


「って、そうだ。メリーさんについて調べてたんだ」


次にメリーさんのパターンとして小説を調べることにした。都市伝説は先輩が言った通り地域や時代、語り部によってさまざまな姿に変化していく。じゃあ、小説によって語られるメリーさんも何かヒントになるかもしれない。そう思い検索してみるが、出てきたのはギャグや恋愛小説。中には異世界転生して無双するような話など、ほとんど参考になるようなものはなかった。

一応ホラー小説のほうものぞいてみたが、どうもパッとしない。なんていうか、パッとしないっていうか。未完成だったり、予想外のオチにしようとしてギャグみたいになっていたり、語り部が微妙でいまいち怖くなかったり。


「だめだ・・・」


結局収穫は何もなく、パソコンの電源を切る。

と、そこでことりと隣にマグカップが置かれ見上げるとメアリー。

そういえば引っ越してすぐにココアの粉末を買っていた記憶がある。結局一度しか飲まず放置してたっけ。


「ありがとう」


そう言って頭をなでてやると表情が変わらないのに少しうれしそうに見えた。

そういえば、メアリーは何か知っているのだろうか? そう思い今日あったことを伝えてみる。


「で、人形の部品を探しているんだけど・・・」


メアリーは立ち上がると俺の手を引き、玄関ドアのほうを指さす。

ついて来いっていうことだろうか?

パソコンの電源をいったん落とし携帯だけを持って家を出た。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ